8月3日に「はやぶさ」の耐熱シールドなどが見られるというので、茨城県つくば市まで遠足しました。小惑星「いとかわ」に着陸したときは、JAXAに応援メッセージを送りました。探査機「はやぶさ」に、いつしか人格を持ったロボットか、あるいは新しい時代の「人間」のように感じ始めてしまった私は「はやぶさ」ファンなのだと思います。
OLYMPUS E-510 + ZUIKO DIGITAL 14-42mm 1:3.5-5.6 & Sony DSC-H10
館内に展示されていた精巧な1/2模型。
相模原で展示されたときは最大4時間待ちだった列は、ここでは30分!!
本当にラッキーでした。
中は控え室で蛇行して、なるべく多くの人が炎天下を避けられる工夫がされていました。
展示のリーフレットが配られました。
裏には詳しい見所が解説されていました。
展示会場はまだ先です。
わくわく・・・
こんな所にもJAXAオリジナル表示が・・・
わくわく・・・
事前から撮影禁止であることはインフォメーションされていました。
これが私のラストショットです。
等倍でコントラストなどの処理を加えてみました。
許された範囲での撮影画像から資料を作成しました。
前面ヒートシールドです。
秒速12kmの高速で大気と摩擦し、スペースシャトルの30倍の摩擦熱に絶えた部品です。
特殊な炭素繊維と強化プラスティックで出来ています。
樹脂の蒸発熱が本体から熱を奪い、発生したガスがカプセルをつつみ断熱する設計です。
「はやぶさ」のパラシュートが開く前に切り離され自由落下しました。
カプセルより早く、地球の地面に秒速40mでぶつかりました。
でも、ほとんど無傷で帰ってきてくれました。
ありがとう!!
背面ヒートシールド。
パラシュート開放の役目を果たし、多分2番目に地球に帰ってきてくれた部品です。
温度測定用のシールが貼られていた跡が黒く残っています。
細かいところまで測定しデータを残していたのです。
「はやぶさ」は世界初の新しい技術の集大成で運行されていました。
日本の誇れる技術試験衛星でもあったのです。
ヒートシールドだけでも、NASAでさえ手にしたい技術です。
はやぶさの双子(?)の兄弟です。
実際に惑星間飛行をしたわけではありませんが、バックアップに残されていたモノです。
パラシュートです。
自分の目で確認したかったものの一つです。(画像左端)
上空5kmで開き、カプセルを十数分かけて、ゆっくりランディングさせてくれました。
十字形の、これもアイデアのかたまりです。
役目を終えると、地上の風を受けてカプセルを引きずらないように切り離されました。
しかし静かにカプセルを守る様に近くにそのままありました。
上空からのカプセル発見にまで貢献して役目を終えました。
他の展示スペースは撮影自由でした。
国際宇宙ステーションに取り付けられた「きぼう」実験室。
宇宙にむき出しの実験デッキが自慢です。
操作用のロボットアーム。
本物の、かわいい人間のアーム!!
ウルトラ兄弟のような日本のロケット群。
HⅡ第1段の噴射ノズル。
月をハイビジョン撮影し月面にすでに落下した「かぐや」実物大。
こんな大きなモノだったんだ・・・
落下直前画像は流れるくらい高速でした。
軽量に丈夫にで生まれた宇宙技術がこんなところにも・・・
展示されていた1/2はやぶさ模型。
私が買えたのは1/32アオシマ製のプラ模型。
そしてガチャガチャ。
入っていたのは「きぼう」のピンバッチ。
国際宇宙ステーションのクリスタルの置物・・・
現在、狭山市の大滝建築事務所に展示中。
さて、あこがれの「はやぶさ」の紹介、長かったでしょう?
私の思い入れです。
今日からまた自然散策再開です。
最後に私の大好きな言葉です。
「ハッチが開いたあと草の香りがシャトルのなかに入ってきて、
地球に優しく迎えられたような気がしました」
若田光一
Comments [2]
No.1鍵谷Yさん
僕も、行きたい。来年行きましょう。
No.2tomaさん
来年も展示会が宇宙センターであったらいいですね!!
「はやぶさ部品」はこれからも日本各地で展示会が
続くそうです。
私はパラシュートにも関心があったのですが、綺麗にたたまれて
展示ケースに収まっていました。
ジオラマ風に展示されていたら良かったんですけれどね。
コメントする