奥利根水源の森の周回林道のソバナ / 2010.08.12
昨日の散策に引き続き、今日も奥利根水源の森に出かけることにしました。周回林道の小さな駐車場に車をおき、田代湿原とその奥にある花咲湿原を目指します。
林道沿いの明るいところに、紫色の小さな花をたくさん付けています。ソバナです。
田代湿原の入口には小さな駐車場があり、その奥のこの階段から入っていきます。ブナや白樺の森の中を登っていきます。30分ほどで到着する予定です。
今日は朝から日本海に移動した台風の影響で、弱い雨が降ったり止んだりしています。覆いかぶさる木々の葉が傘の代わりをしてくれます。出発した時間を確認し、天候の急変したときにはすぐ引き返すつもりで、田代湿原を目指します。
天候より心配だったのは、「ツキノワグマ」でした。林道で出会った釣り人から、何回か遭遇したことがあると聞いたのです。
武尊山自然休養林の看板が現れました。田代湿原に到着したようです。駐車場から30分ほどでした。登っているときも、ここに到着しても、ウグイスの鳴き声が遠くからよく聞こえてきます。
到着するやいなや、田代湿原全体がモヤに包まれていきます。この幻想的な風景の眺めているのは私ひとりだけです。
雲の中にすっぽりと入ってしまいました。ホテルを出発する前に娘から、雲のおみやげを頼まれたのですが、さてどうしましょう。
田代湿原の中には入ることができませんが、丸い湿原の周りをひと回りできる散策路があります。
3兄弟のように、細い白樺が3本並んでいます。樹齢はどれくらいなのでしょうか。
トンボや昆虫には出会いませんでしたが、1匹のカエルが足元で跳ねました。
田代湿原を一回りすると、この天候の中、花咲湿原に行くか迷います。ここから15分ほどと看板に書いてあります。15分という時間と、自宅からここまでの3時間という時間を比べると、行く決心をしました。途中、「ヒメカイウ」の群生地の脇も通りましたが、花は咲いていませんでした。途中、登山道が川のようになっているところもありましたが、無事、花咲湿原に着きました。
花盛りは過ぎた花咲湿原ですが、そのときの様子をサワギキョウが伝えてくれているようでした。
サワギキョウの花は手のひらのようです。紫色の5本の指以外に、もう1本シャワーのようなものがあります。雄しべでしょうか
田代湿原に戻ってくると、モヤがなくなりました。帰路につくことにします。
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