当麻喜明

粘菌の胞子ーマンジュウドロホコリ

2015年10月26日 | 当麻喜明 | Comment0

001.JPG 2015.10.23 taberareta?manjyuu

オリンパスのCH型という双眼生物顕微鏡を入手しました。スライドグラスやカバーグラスも揃ったのでマンジュウドロホコリの胞子を観察しました。今回はカメラを自作アダプターで接続しました。

Ricoh GRDⅣ + Olympus CHBS(×400)


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田んぼから稲棚に移動された案山子(かかし)たち。


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怖いもの知らずのツチイナゴが案山子の手にのりました。


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別の案山子の足には、ペアのアキアカネ。


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10月24日、すっかり意識から消えていたキツネノタイマツに再会。
7月に初めて見て以来です。


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最後の脱穀作業で、もち米の稲を移動中、あえなく踏まれてしまい
ましたが、胞子は十分に散乱できたでしょう。


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10月23日、早朝(5:30)のマンジュウドロホコリ。これも胞子を
飛ばせたあとです。

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400倍で見た、マンジュウドロホコリの胞子。固まって複数ついて
いるのも着合胞子という特徴の一つです。


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マンジュウドロホコリの胞子。「日本変形菌類図鑑」平凡社に
よれば「亜球形、直径8-9μm、表面の約2/3が網目型、癒着して
着合胞子になり、疑細毛体に付着することが多い・・・」とあり
ます。どうでしょう?


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つい網目のきれいな胞子ばかり観察しましたが、網目構造が少ない
胞子が本粘菌胞子の特徴の一つです。疑細毛体も一緒に資料に
出来たら良かったです。2/3が網目型、これは4枚の画像をじっくり
見ると、そんな胞子が見つかるはずですよ!


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