当麻喜明

粘菌目線での観察

2015年10月16日 | 当麻喜明 | Comment0

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0.2-1mmくらいの粘菌を見ています。天体や野鳥観察の視点からすると、合わせる「キョリ」はマクロの世界です。最近見た小さな生きものを紹介しましょう。

Pentax K5Ⅱs + Olympus OM-D E-M5


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ここは最近観察している枯れ木です。


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白いこうやく菌の中にとまっているセンチコガネをよく見ると、


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センチコガネは、獣糞や小昆虫の死骸や苔を食べると言われます。
粘菌観察している枯れ木で見たセンチコガネは、多分白いカビを
食べ、モジホコリの胞子も食べてるみたいです。左前脚がカビを
食べた証拠、右頭部のカケラがモジホコリを食べた証拠です!


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多分、こんな状態の胞子がご馳走なのでしょう。


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近くの歩道の柵木には、オジロアシナガゾウムシがくっ付いて
いました。


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羽化したばかりの、ガガンボの仲間。


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そんなものを狙っている、ニホンアカガエル。
湿った腐木の周りでの、ここでは頂点の生き物だろうか?


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ナミテンアツバ。随分きれいな個体です。


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クロズウスキエダシャク。


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粘菌環境の背景に馴染んでいる、ハマキガの仲間。


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ヒラフシアリなら、営巣環境が枯れ木ですからピッタリです。
アリを狙う、徘徊性のハエトリグモ??


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ヨリソイヒモホコリに、チョコレートぱんみたいなキセルガイ。
落ち葉や藻類、菌類などを食べるので、粘菌の天敵ですね!


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10月10日に見つけた活動中の黄色い変形体。
じっと見つめるカメムシの仲間がいました。


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キヘビコホコリの側にも、青っぽい色のダニ(?)がいました。


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すっかり秋らしくなった空の様子、足元の腐木ばかり目ていると
気が付かないことも。


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最後の稲刈りも終わって、案山子(かかし)の役割も終わります。
粘菌の活動を支える気温と湿気の季節も、まもなく終わります。


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