当麻喜明

紅茶色の朝と青い蛾

2014年10月31日 | 当麻喜明 | Comment0

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25日の朝6時30分、早起きの私はガビチョウの美声を聞きました。幼鳥のようで警戒心のうすい子でした。蛾類のような命名をしたら、シロブチノメガネノヨウダなんてどうでしょう。

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全体が紅茶(こうちゃ)色の空気感なのは、晩秋のせいではなく、
まだ低く赤い太陽のためです。


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デルタ翼のニセアカマエアツバとヒロオビウスグロアツバ。


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ヤマトエダシャク、オオノコメエダシャクとアカウラカギバ。


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早朝5時頃の観察では、ドクガの翅は夜露にぐっしょり、
あるいはぐっしゃり、ストロボ光にテカテカでした。


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ウストビモンナミシャクは腹部裏までという異様な濡れ方でした。


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マエアカスカシノメイガも例外ではなく夜露でキラキラ。


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建物内のアオアツバは、乾いたラメの青光りをしていました。
青空が一番濃く青い部分は、太陽から90°離れた辺りです。


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青くないアオアツバもいます。


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端正なキシャチホコと、白い燕尾服のウスキツバメエダシャク。


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小さいのはシロシタトビイロナミシャクだろうか。


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前日の23時50分頃は、まだ飛んだり落ちたり、壁にぶつかって
また飛んだりしていたヒメヤママユ。壁にとまってくれたのは
日が変わった00時02分でした。


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コラム始めのガビチョウに会って、坂を登り、観察路の疑似木に
エサキモンキツノカメムシを見つけたのは、ガビチョウに会って
から5分後でした。まだ紅茶色の朝の光の中でした。


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