25日の朝6時30分、早起きの私はガビチョウの美声を聞きました。幼鳥のようで警戒心のうすい子でした。蛾類のような命名をしたら、シロブチノメガネノヨウダなんてどうでしょう。
Pentax MX-1
全体が紅茶(こうちゃ)色の空気感なのは、晩秋のせいではなく、
まだ低く赤い太陽のためです。
デルタ翼のニセアカマエアツバとヒロオビウスグロアツバ。
ヤマトエダシャク、オオノコメエダシャクとアカウラカギバ。
早朝5時頃の観察では、ドクガの翅は夜露にぐっしょり、
あるいはぐっしゃり、ストロボ光にテカテカでした。
ウストビモンナミシャクは腹部裏までという異様な濡れ方でした。
マエアカスカシノメイガも例外ではなく夜露でキラキラ。
建物内のアオアツバは、乾いたラメの青光りをしていました。
青空が一番濃く青い部分は、太陽から90°離れた辺りです。
青くないアオアツバもいます。
端正なキシャチホコと、白い燕尾服のウスキツバメエダシャク。
小さいのはシロシタトビイロナミシャクだろうか。
前日の23時50分頃は、まだ飛んだり落ちたり、壁にぶつかって
また飛んだりしていたヒメヤママユ。壁にとまってくれたのは
日が変わった00時02分でした。
コラム始めのガビチョウに会って、坂を登り、観察路の疑似木に
エサキモンキツノカメムシを見つけたのは、ガビチョウに会って
から5分後でした。まだ紅茶色の朝の光の中でした。
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