当麻喜明

スジキリヨトウの謎の変死

2011年11月 2日 | 当麻喜明 | Comment0

001.JPG 2011.10.29 ego no kuruizaki

いつもの谷戸で、エゴノキの花がいくつか開花していました。サクラも狂い咲きしているところもありますから、こんなこともあるのですね。まだがんばっているエゴヒゲナガナガゾウムシに、教えてあげたいです。

Pentax K5 & Lumix G2


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ヤブでくるくる丸い実を見つけました。
カラスノ・・・の1/10の大きさ、スズメウリです。


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飛んできてサッととまったクモヘリカメムシ。


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コガネグモが獲物を待ち・・・


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ちいさな甲虫を撮そうと近づいたら、

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ぽろっと落ちて、ひっくり返りました。
私が立ち去るまで待っている、「死んだふり」のようですから
やさしい私は、そっと歩き出しました。


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やっと見つけた健全なスジキリヨトウ。
なぜなら、そこいら中にいるにはいるのですが、ふりではなく
みんな死んでいるのです。

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カビのようでもあり、

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外傷があり、ダニが寄ってきているものも

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ぺちゃんこになったものも、

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病原菌に冒されたようなものもありました。


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この幼虫は前部下にカビのようなものと、背中にダニ。
葉の下に潜んでいる・・・クモ。

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ダニとクモだけではないのです。いったいどんな事件がこの丘であり、
スジキリヨトウが大量死したのだろう。大量発生後の大量死。

これらの画像の原因に、ヒトの介入(薬)もあるかも知れない。
シバツトガやスジキリヨトウなどの芝の害虫は、ゴルフ場などでは
衰弱死させる市販薬が利用されることもあるといいます。

ここは自然の谷戸。生物のバランスというには、悲しい現実です。


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昆虫病原糸状菌に冒されたコカマキリ。
以前見たものかも知れないが、こんなものも原因の一つだろうか・・・


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この日の太陽はときどきベールのような薄雲がかかり
肉眼でも輪郭がわかりました。


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拡大したら黒点も出ていました。

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太陽に現れた低温部の黒点。
太陽が疲れているのではなく、磁場活動が活発になった部分だから、
生き生きしている証拠です。

スジキリヨトウも淘汰され、強いものが生きていく現象なのだろうか・・・

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