当麻喜明

秋の谷戸は色彩豊か

2011年10月31日 | 当麻喜明 | Comment[4]

201.JPG 2011.10.24 kiiroi kasa no haetorigumo

やっと、太陽の下で観察しました。いつもの夜の街灯下ではなく、足下は草地です。久しぶりに長靴を履きました。夏より色彩感に溢れた谷戸を歩いていたら、なんとも何処かから、幸せの風が吹いてくる感じです。ニコニコしながら谷戸を歩く、変なおじさんになっていました・・・

Pentax Q + Lumix G2


202ヒヨドリジョウゴ.JPG

ヒヨドリジョウゴの実が満開(おや??)でした。
林縁部に、赤いLED照明が点いたような華やかさ。

203ママコノシリヌグイ.JPG

以前。どちらかわからなかったこの花はママコノシリヌグイのようです。
茎には白いトゲがあり、これで尻拭いは・・・DVです!!

(11/3追記-葉を逆に覚えていました。牛型はミゾソバです!
Hirokouさんありがとうございました。)


204.JPG

こんなに競争の激しいところでも、しっかりセイヨウタンポポが開花。


204ヤマトシジミ.JPG

205.JPG

ヤマトシジミの美しい紫。
控えめに少しだけ見せてくれました。


206.JPG

ここでは、まだたくさんの赤トンボ。


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リンドウのような花が水中から顔を出していました・・・


208オナガグモ.JPG

オナガグモ。明るいところで会ったので、しっかり撮してみました。
頭胸部の背に黄色い筋があったのか・・・

209.JPG

あんな所から糸が出るのか・・・
ちょっと前なら「イナバウアー」スタイルですね。


210.JPG

211.JPG

谷戸の入口では番人のような猫が「伸び」をしてくれました。


212.JPG

木の柵に、可愛いオレンジの頭巾をかぶったような、菌類が。

213.JPG

寄り添ったような菌類も。
こけしのようです。


214ヒシバッタ.JPG

俺、美しいだろう・・・と、体長8mmのヒシバッタ。

215.JPG

俺の背中の方が、ひし形さ!と、別のヒシバッタ。


216.JPG

何処かに「クチャクチャ」の蛾がいるのですがわかりますか?
 

                ↓


                ↓

217.JPG

こんな擬態を見抜いたときは、なんか幸福な感じがします。
(11/2追記-ATSさんからウリキンウワバと教えていただきました。
クチャクチャ蛾ではなくて、立派な名前がわかりました!)


218.JPG

それに、こんなのも重なれば言うことなしです。
形は「オオトリノフンダマシ」の卵のうに似ています。

さて。夏場ここにフンダマシ、いたのかなあ・・・

Comments [4]

No.1

こちらの蛾はウリキンウワバですね。
蛾は昼間は休んでいることが多いので何かに擬態するためにあえて地味な色をしているように思います。
この写真もほんと枯葉の切れ端かと思ってしまいますね。

重ねてありがとうございます。いつも街灯に照らされた白い壁ばかり観察していましたから、新鮮な一日でした。蛾に俄然興味が湧き出したのは、この谷戸でナカグロクチバを見たときからです。あのクルっと巻いたように見えた翅にまんまとだまされ「飛びにくいだろうなあ・・・」と同情さえしてしまいました。

私が蛾に生まれ変わっても、あんなに上手に擬態出来るか心配です。アドバイスや感想、本当にありがとうございます。

No.3

ヒヨドリジョウゴの実は色といい艶といい本当に美しいですね!
でも美しいものには棘・毒があるので食べてはいけません・・・。

今年はほとんどトリフン探しができませんでした。残念です。
来年こそは!
ターゲットはアカイロトリノフンダマシとシロオビトリフンの卵のうです。
ご一緒にどうでしょうか?

赤と白の花は、写っている葉が花の葉であれば、すべてミゾソバです。
ママコの葉っぱは三角ですから。

葉が牛の顔ですから、ミゾソバでしたね。さっそく訂正しておきます。ありがとうございました。週末は山野、谷戸に出没出来るのですが、いつもは職場の街灯下がMFになりました。しかし久しぶりに出かけたフィールドは発見の楽しさに溢れていました。紅葉だけでなく、秋の色彩の豊かさにビックリしてしまいました。

シロオビは見つけたことがありますが、アカエリは新顔です。覚えておきます。アカエリは糞にはあまり似ていませんが、フンダマシなんですね。今度ご一緒しましょう!

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