当麻喜明

光のアオドウガネとメイガ三銃士

2011年10月21日 | 当麻喜明 | Comment[4]

001アオドウガネ.JPG 2011.10.16 jidouhanbaiki sitano aodougane

スーパーマーケットの入口近くにある自動販売機の下。薄い銅の色と、深い青緑。この時季、甲虫と貴重な出会いを楽しみました。自動販売機は、冬でも節電とはいえ熱を発するので、これからも観察を続けていきましょう。

Pentax Q + 01 STANDARD PRIME


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アオドウガネにとって、鉄筋コンクリートの家はどんな住み心地でしょう。
冬だけの別荘でしょうか、生涯最後の家でしょうか。


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いつものところにカメムシは健在です。
チャバネアオカメムシは、ヒノキの球果の上が一番似合いそうです。
この画像で納得しました。

エサキモンキツノカメムシの背中の黄色いハートは、何を描いているのだろう。


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高いところにシロオビノメイガ。
さて・・・メイガ三銃士。


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この日の三銃士は、
シロオビノメイガ、コブノメイガ、マツノゴマダラノメイガ。
(10/30追記-モモノの可能性も)

三種も見ると、まだいないかとついつい観察時間が長くなります。


009トビモンコハマキ.JPG

トビモンコハマキかな?
(10/30追記-チャノコカクモンハマキの可能性大です。翅横後ろの車輪のような
模様の薄さがトビモンより顕著です。コメントを参照してください。)


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イモリも健在です。
普段は植え込みの下の土が住み家でしょう。
じめじめした家も必要なのですね!


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風が通る、見晴らしの良いスポット。
できれば私自身は、目立つホワイトカーペットや下草の中や人工物の下より
こんなツリーハウスで暮らしたいです。

Comments [4]

No.1

まわりを見まわせば、いろいろな虫がたくさんいるのですね。

今年はカメムシが多いので、今冬は雪が多いとか・・・。

このところ異様に暖かい日が続いています。幸不幸か、ケージの
中のキアゲハが羽化しました。
外に飛ばしてやりましたが、思わず頑張れよ~とエールでした。

No.2

我が家のケージ(水槽)のスズメガは寄生バチの兆候も出ず、しっかり来春までの眠りに入ったようです。節電で無駄な灯りが減ったので、冬はこちらでは「星」のシーズンです。カメムシはこちらでも多いので雪の心配があるのですね。

人も最近は少しくらいの雨や風、雪なら負けなくなりましたね。

No.3

こんばんは。

マツノゴマダラノメイガですが、モモノゴマダラノメイガかも知れません。この2種はとてもよく似ていますが、マツは黒点が滲んで大き目です。
なお、以前はモモノゴマダラノメイガ一種とされてきました(古い図鑑にはモモしか載っていません)が、2006年に3種に分離され、マツノゴマダラノメイガ、コモンゴマダラノメイガが追加されました。
マツの幼虫は名前の通り、松を始め針葉樹に付きますが、モモは桃を始め広葉樹につきます。

トビモンコハマキはチャノコカクモンハマキかその近縁種の可能性が高いです。トビモンはもっとほっそりとした感じで帯や紋もよりはっきりしています。
チャノコカクモンハマキの近縁にはよく似たウスコカクモンハマキがいてウスコの♂は名前の通り色が薄目ですが、♀はチャノコと外見だけでなく交尾器でも区別できないと言われています。

いつもたくさんの経験や知識を分けて下さり、ありがとうございます。
時季や斑紋の大きさ滲みなどでマツノかモモノかは検討したのですがマツノ・・・と考えたのはご指摘の食草です。隣接する神社の森が発生場所かと思いました。ただ私は両者を見た経験がないのでモモノとの区別は自信がありません。

トビモンはチャノコカクモンハマキだと思います。

http://toma.ootaki.info/oct/2011/2011-1019-toma/

自分で見たトビモンと比べても、こちらは違いますね。
本当にありがとうございます。

蛾の世界も深いですが、面白いですね。

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