当麻喜明

アメンボと表面張力-デリケートなシマアメンボ

2014年11月 2日 | 当麻喜明 | Comment0

001.JPG 2014.11.1 watashi wa daare?

最近よく歩く菩提樹池から田んぼのコース。刈り入れした稲の乾燥も終わり、作業の方にも会わないことが多いですが、いつも案山子さんが待ってくれています。

Pentax MX-1


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シロモンノメイガが飛んでいました。小さな蛾はマツモムシの
ように、いつも逆さまにとまります。


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アメンボがいる環境は止水で、少し汚れていてもOKです。ここは
鉄分や油が広がっている田んぼなのですが、アメンボは平気です。
純水の表面張力は強いですが、こんなところでは少し弱いはず、
しかしアメンボは平気です。


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流水で底も見える澄んだ小川。


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こんなところで、ジャンプして元気なのはシマアメンボだ。


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体を支えてくれる水の表面張力が最大に発揮される環境です。
彼ら(シマアメンボ)は水を「液体」と思わないのです。
私たちが地面と感じている感覚で歩いて(泳いで)います。

流水ですから、休めば流され、ジャンプしてもとに戻るのです。


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水面の虫はマツモムシ。彼らはどんな場所が好みなのだろう?
ここは火災から復活中の池です。


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ジョウビタキもやってきた、秋の公園。


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地衣類のついたサクラの老木。


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ケンモンミドリキリガの幼虫はこんなところで暮らします。


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カシワキボシキリガ。


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アズチグモは、人面のような腹部が面白い。


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クロテンアツバ、表面張力を利用している虫もなかなかだけれど
垂直な壁で暮らす虫たちも、私と比べれば凄い「特技」だなあ、
と思います。

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