当麻喜明

丘陵のふたつの展望台-六道山と荒幡富士

2010年10月16日 | 当麻喜明 | Comment0

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朝日を浴びた富士は美しい。
夕陽を浴びた高層ビル群も美しい。

六道山の展望台と荒幡富士からの眺望は、狭山丘陵を理解するのにとても良い場所です。
関東平野に、ぼてっと残された残丘が貯水地の保護目的もあり、
広範囲に島のように残された姿は奇跡に近いと感じます。

LUMIX G2 + VARIO 1:4.5-5.6 45-200mm & M.ZUIKO D 17mm 1:2.8


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東京タワーなら六道山展望台からの眺めがよい。

荒幡の富士からでは美しい下部のカーブしたトラストの足が、丘陵東部の
成長した木々に隠されてしまいます。

タイトル画像は荒幡富士からの夕陽に照らされた新宿方向です。
右の方に東京タワーが写っています。

反対に夜のイルミネーションを、この展望台から見ることは出来ません。
夜間閉鎖しているからです。


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東京スカイツリーは荒幡富士から見るのが良いですね。

六道からだと木立と西武ドームが風景に重なるからです。


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10月11日荒幡富士から「幻日」が見えました。
中央に細く色づいて見える部分です。


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拡大してみました。暈は太陽を中心に同心円に見られます。
幻日はしばしば太陽方向に水平に発達します。

白色光が伸びているのは、氷晶の屈折ではなく反射光であることを意味します。


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太陽も入れて撮してみました。

撮影には OLYMPUS M.ZUIKO D 17mm 1:2.8 通称パンケーキを使用しました。
視界に太陽を入れる強行な撮影ですが太陽と幻日が捉えられました。
幻日は太陽から東に22°離れて現れています。


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16日も良い天気でした。

北狭山谷を歩いていたら、ピーヒョロロと上空からトビに声を掛けられました。
集まってきたトビがやがて5羽まで増えました。


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気持ちよさそうにサーマルをつかんで一気に上昇していきました。
ふたつの展望台の話しが霞むくらいの展望でしょう。


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時々下降して遊んでいるようでしたが必死に獲物を見付けていたのかも知れません。
鳥は風景やスカイツリーの建造状況を観察してはいません。


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私はしっかり翼の特徴を観察しました。

サーマルによる下からの突き上げる気流を利用するため、翼と胴の間で
空気をため込んでいるようでした。

まるでコルセアウィングの様です。

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