当麻喜明

ダンディーな蛾蛾たち

2013年12月 8日 | 当麻喜明 | Comment0

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彗星の観察の後や時間待ち、天候の回復待ちには夜間観察がお勧めです。近くの神社の街灯の下には白い壁があり、毎日ライトトラップをしたのと同じ観察が出来ます。厳しい冬に出会った虫たちに、「生きる厳しさ」を学ばせてもらっています。

Pentax MX-1 & Sony α57


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明け方、朝日のスポットライトが紅葉を照らしました。


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アカスジキンカメムシの幼虫。


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アオバハガタヨトウ、しばらくしたら森に帰るのか。


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ドングリの色をした、見かけない蛾がじっとしていました。


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このダンディーな蛾は、キマエキリガ。名前はあっさりですが、奥の深い
デザインです。やはり折れた枝に擬態でしょうか・・・
ドングリの三段重ねのように見えました。


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バッタのような虫にも出会いました。樹上から、なかなか降りてこない
ササキリモドキ科のヒメツユムシでした。


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ムクゲコノハにも会いました。近くの植え込みにでも避難させようと
指を添えたら、柿のような色の下翅を見せてくれました。


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車にとまったり、バタバタやった後、やがて高く飛んでいきました。


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コヨツメアオシャク・・・なんか寒そうです。


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ナカオビアキナミシャク。


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キトガリキリガ。少しでも目立たない色のタイルを、選んだようです。


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クロオビフユナミシャクとソトシロオビナミシャク。
これらの蛾の特徴は、基本的には横に延びる帯模様です。


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フタスジクリイロハマキとカシワキボシキリガ。カシワの方はクリスマスを
思わせるいでたち。男装の白い礼服のようです。


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大分白くなってきた富士山。


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逆光の紅葉・・・


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丘陵の紅葉のピークは11月下旬でした。ここに紹介したのは11月30日と
12月1日なので、今(8日)には大分散り始めています。
落ち葉の絨毯を歩けます。


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別の所で見た、キマエキリガ。一目で気に入ってしまったダンディーな
蛾に、こんな個室で会えるとは!

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