彗星の観察の後や時間待ち、天候の回復待ちには夜間観察がお勧めです。近くの神社の街灯の下には白い壁があり、毎日ライトトラップをしたのと同じ観察が出来ます。厳しい冬に出会った虫たちに、「生きる厳しさ」を学ばせてもらっています。
Pentax MX-1 & Sony α57
明け方、朝日のスポットライトが紅葉を照らしました。
アカスジキンカメムシの幼虫。
アオバハガタヨトウ、しばらくしたら森に帰るのか。
ドングリの色をした、見かけない蛾がじっとしていました。
このダンディーな蛾は、キマエキリガ。名前はあっさりですが、奥の深い
デザインです。やはり折れた枝に擬態でしょうか・・・
ドングリの三段重ねのように見えました。
バッタのような虫にも出会いました。樹上から、なかなか降りてこない
ササキリモドキ科のヒメツユムシでした。
ムクゲコノハにも会いました。近くの植え込みにでも避難させようと
指を添えたら、柿のような色の下翅を見せてくれました。
車にとまったり、バタバタやった後、やがて高く飛んでいきました。
コヨツメアオシャク・・・なんか寒そうです。
ナカオビアキナミシャク。
キトガリキリガ。少しでも目立たない色のタイルを、選んだようです。
クロオビフユナミシャクとソトシロオビナミシャク。
これらの蛾の特徴は、基本的には横に延びる帯模様です。
フタスジクリイロハマキとカシワキボシキリガ。カシワの方はクリスマスを
思わせるいでたち。男装の白い礼服のようです。
大分白くなってきた富士山。
逆光の紅葉・・・
丘陵の紅葉のピークは11月下旬でした。ここに紹介したのは11月30日と
12月1日なので、今(8日)には大分散り始めています。
落ち葉の絨毯を歩けます。
別の所で見た、キマエキリガ。一目で気に入ってしまったダンディーな
蛾に、こんな個室で会えるとは!
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