11月27日、クロスジフユエダシャク。薄曇りの中で時より日差しが差し込む狭山丘陵
10月、11月、そして12月へと季節が進むにつれ、狭山丘陵の昆虫たちは、姿を隠していきます。
冬の訪れを告げる蛾、フユシャクを11月最後の日曜日、狭山丘陵で数頭見つけました。
昨年の記録を見ると、12月の第1週でした。野鳥を探しに丘陵へと出向いたとき、フユシャクの乱舞に驚いたことを思い出しました。


フユシャクは、冬に成虫になるシャクガ科の総称です。蛾はオスメスの区別が難しいのですが、このフユシャクは簡単にオスだと見分けることができます。

というのもメスは翅が退化して、とても小さくなっているからです。翅は体の熱を奪ってしまうので冬には邪魔なものなのです。
メスは飛ぶことができないので、木の幹でフェロモンを出して、オスを呼び寄せるのだそうです。

今日は数頭のオスが自由に単独行動していたので、まだメスはあらわれていないようでした。11月の日差しを翅に受け、体を温めていました。

オスは食餌を摂らないで短期間だけ、メスを探すために飛び回ります。

側面から近づきました。脚には小枝のようなフックがついています。口は退化してしまったのは、食べたものが体の中で凍ることを避けるためだそうです。

樹の幹にぴったりと、この冬の棲み家を見つけた蛾。この狭山丘陵に来るたび、この蛾を応援しましょう。
suzukiatsさんから、コメントをいただきましたので、加筆します。
チャエダシャクの♀とのことでした。♂に比べてやや小型で白っぽいのが特徴、♀はなかなかお目にかかれないそうです。
