当麻喜明

トンボの変遷 2/2

2015年5月16日 | 当麻喜明 | Comment0

01mukasiyanma.JPG 2015.5.15

日本語のトンボは「田んぼ」からきており、農耕の作業にうまく適応して生息し続けてきたようだ。しかし、実際には開放的な水田のようなところを好まない種もいます。

Pentax K-3 + SMC PENTAX-DFA MACRO 1:2.8 100mm WR & Lumix GX1


02.JPG

天気は下り坂だという。梅雨のはしりの停滞前線は、沖縄近くに
なく、だいぶ本州に近くあります。これが今年の特徴です。


03kunugikamemusi.JPG

クヌギカメムシの仲間。さらに詳しい種名は外観からは難しい。


04.JPG

05.JPG

最近の謎のひとつです。


06.JPG

この一見すると、サメかタイタニック号に似ている、多分卵のう
みたいなものの正体がわからない。
(ご存知の方はぜひ教えていただきたい。)


07sirosujisyoujyougumo2.JPG

08sirosujisyoujyougumo3.JPG

シロスジショウジョウグモ。猩々(しょうじょう)とはお酒好きの
架空の動物です。昼間から赤い顔をしているので、そんな生き物に
付けられる名前です。本個体は確かにそんな色ですね。白筋は、
不鮮明ですが。


09atojirosabikamikiri.JPG

アトジロサビカミキリ、いつみ見ても「まったり」していて、
なんかめんどくさそうに生きてる感じです。


10takaradani.JPG

この未熟なハエトリにくっついている、赤い物質は・・・
タカラダニらしい。単独に自由行動する前の、やはり
未熟な個体のよう。


11takaradani2.JPG

12takaradani3.JPG

いろいろな虫の、さらに「ひっつき虫」になっている。
お尻かじり虫のようでもあります。


13takaradani5.JPG

選ばれてしまったハエトリグモ、しばらく忍耐ですね!


14yotubositonbo.JPG

15yotubositonbo2.JPG

ここで観察した記録のないトンボを見ました。実は前日、不鮮明
ながら腹部が特徴的なトンボを写していて、今日再確認に来たの
です。昨日ここでお会いしたO氏は、カメラ以外に双眼鏡をお持ち
で、このトンボを、私以上に詳しく観察しておられました。


16yotubositonbo4.JPG

17yotubositonbo3.JPG

ここで未確認だった「ヨツボシトンボ」に間違いありません。


18yotubositonbo6.jpg

19yotubositonbo7.JPG

風通しの良い、田んぼのようなところより、少し水生植物が
水面を覆ったような環境が適するようです。

日本のレッドリスト検索システムによれば、東京都 絶滅危惧種Ⅰ類、埼玉県 準絶滅危惧種となっています。
この谷戸は奥が深いなあ。


20ubatamamusi.JPG

21ubatamamusi3.JPG

谷戸の奥で休んでいたら、私にぶつかってきた生き物がいました。
ウバタマムシです。


22ubatamamusi5.JPG

Pentaxを下していた時でしたから、バックからサブのGRDⅣを、
そっと出して撮影・・・菩提樹田んぼでも似たことがあったなあ。


参考:昭和記念公園のヨツボシトンボ


コメントする

公開されません

← ホーム  ↑ トップ