当麻喜明

アオバズクは何処に-その2

2012年6月 4日 | 当麻喜明 | Comment[2]

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アオバズクは可愛い猛禽です。声だけでも聴きたいと、自然観察事務所初の「夜間観察」を実施しました。姿を観察した時間と場所を中心に歩いてみました。灯籠にはよく蛾が集まるのですが、どんな種が集まるでしょう。今日はどんな蛾もスターになれますね!

Pentax K5 & Ricoh GRDⅢ


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撮影の仕方は手を伸ばし、裏の液晶で確認しシャッターを切っています。
シューティングスタイルは少ないですね!


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動画撮影部長の液晶にぴったり収まっていた蛾は・・・


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モンシロツマキリエダシャクでした。


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この時期に別個体も観察しています。


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大きなバッタが出現しました。
クビキリギリスのようです。つかもうとる観察所員がいなくて一安心。
名前の由来は「クビが切れやすい」から来ているのですから。


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チャバネアオカメムシとクサギカメムシ。
いきもの教材の様に同じ壁に来てくれました。


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ヒゲコメツキもユニークな姿態です。


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街灯下の車にサビキコリと艶やかな小さな蛾。


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動画部長は、昆虫写真家海野さんのような撮影スタイルが似合います。

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ターゲットはキハラゴマダラヒトリです。


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別個体ですが、美しい蛾ですね!見本のようなレディー・蛾蛾です。


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名の通り黄色い腹部が見えますね。


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さて・・・これはいったい誰でしょう。
キハラとばかり思っていましたが、こちらは腹部下が黄色です。
ずっと、キハラと思っていたのですが・・・


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ヒメシロノメイガ、これもレディー・蛾蛾。


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ヒロオビウスグロアツバはキツネ顔。


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ヨツメアオシャクとキイロホソガガンボ。
観察事務所員にはヨツメが人気でした!

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とても尾の長いニホンカナヘビ。名の通り日本固有種。
英語名は「Japanese Grass Lizaed」。


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足下には他にもシバツトガがいました。


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夜の観察会は10日と17日に二度実施しました。
また自主研究を始めた所員もおり、この地域のアオバズクの行動が
少しずつわかってきました。その後、声も明瞭に録音されました。
滞在するも林の解明もまもなくでしょう。

ローカルな自然観察は、こんな風に地域の「科学者のタマゴ」たちの
活躍に負うところも多いものです。自然観察事務所員たちが、やがて
自然科学の知識も持った大人になってくれるのが私の夢です。

Comments [2]

No.1

サビキコリと鮮やかな小さな蛾 はファインディングニモに見えました

夜間に泳ぐニモ 綺麗ですね

何かに似ていると表現できるのは、「しぃずん」さんの育った経験に左右されますね。私はファインディングニモのことを、最近までニモが頑張っていたので「ファイティング・ニモ」とばかり思っていました。そう、クマノミみたいな蛾でした。

艶やかな小さな蛾は紺色の深い宇宙に浮かぶ宇宙船にも見えました。マツアトキハマキかなと思います。

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