当麻喜明

メタボチックな虫たち

2012年5月16日 | 当麻喜明 | Comment0

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露出オーバーですが、5月初めの自然の「音」というとクマバチの飛行音がうかびます。すっかり散りかけた今の藤棚は静かですが、一時期のクマバチの多さにはビックリしたものです。今年の花は少なかったのですが、毎年沢山のハチたちがやって来てくれます。かつてクマバチの体型で飛べるのか?と議論があったと言います。

Pentax K5 + Nikon D300


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一瞬吸蜜すると、さっと次の花へ・・・体型から想像できないくらいの
運動性能の高さです。


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足下にコミスジ。自宅観察です。


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幼虫の季節!5月は幼虫の季節です。まだ会ったことのない成虫でも、
案外幼虫時代に対面しているかも知れません。


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美しい若葉は、同時に美味しい若葉なんでしょう。必死にシャクトリ運動で
美味しそうな「葉」のもとへ。シャクトリ運動・・・
ダイエットに効果的なようだ。葉を食べて大きくなった幼虫は、
同時に最大の捕食者「鳥類」に見つかりやすくなります。


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キンラン、ギンランの季節も少し過ぎたか・・・


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たかがタンポポと言うなかれ・・・
たくさんの生き物がその周りで暮らしています。


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ミヤマセセリにも美味しい蜜が提供されているのでしょう。


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ハルジョオンも美味しい食卓です。あまり食べると太るでしょうが
昆虫類の体型は、成虫期間ほぼ一定のサイズを保ちます。


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ガガンボの脚は見事なまでに細いです。キイロホソガガンボの脚は
着地するとき「引っかける」長いフックになっています。
触角のような役目もないようです。何しろ細いです。


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ハナダカカメムシはどこから見ても「ずんぐりむっくり」です。
名前と実物のイメージが、かけ離れています。
5mm くらいの丸い土の粒のようでした。


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ホソバトビケラ。全体にはスマートに見えますがボディーの多くは翅です。
蝶や蛾にも(翅を除けば)メタボチックなものは多いです。


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縦にすくっと伸びると言えば竹です。この竹の子は、今は立派な竹として
風に吹かれています。


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クモの体型といえばこんな感じです。カニグモの仲間でしょうか。


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ハエトリグモの仲間のこの個体は、狩りをする軽快感に欠けています。
この角度なら、そこそこいいのですが・・・


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なんか、ぼたっとして「ずんぐり」しています。
ミルクを飲み過ぎた灰色の子猫のようです。
なにか事情がありそうです。


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チャバネアオカメムシは横から見るとスマートです。


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クサギカメムシも横から見るとスマートです。
このカメムシはひっくり返したり変なことをしない方が身のためです。
かなりの異臭を発っします。接近遭遇には勇気がいりますね。

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