当麻喜明

緑に茶色いコレクション-まだミヤマセセリ

2011年5月23日 | 当麻喜明 | Comment0

001.JPG 2011.5.14 sirotumekusa to kocyabane

「茶色い小瓶」というジャズの名曲がある。みなみらんぼうにも「ウィスキーの小瓶」という歌があるけれど、きっと春を詰め込んだ小さな茶色いエフェメラルは、まもなく夏のそれへとバトンを渡していくのだろう。コチャバネの直線的な飛行は夏へまっしぐらのようだ。


Pentax K5 & Lumix G2


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コチャバネは春と夏の2回発生するので、この茶色い小瓶は長い期間
観察可能です。


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このミヤマセセリは、早春の一時期発生するスプリングエフェメラルの仲間だ。
夏の幼虫は秋までコナラやクヌギの葉を食べ続け、幼虫で越冬して春蛹となり
羽化し短い成虫の期間を過ごします。発生は年一回です。

この時期見られるのは「かなり遅い」と言えます。


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ヒメウラナミジャノメ。
比較的気温が低い日でも、行動は活発だ。


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ホソオビヒゲナガ。
ちょっとお洒落なヒゲナガです。


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帯があっても無くても、飛行はつらそうです。
まだ白帯ですからね!


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縦と横の姿勢を取るクロハネシロヒゲナガ。
自分の縄張りを宣言しているかのようです。


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森に大きなドラミングが響きました。
本当に大きな音だったので、つられて見にいったら・・・意外や、コゲラでした。
枯れ木を叩くと、随分大きな音が響きます。


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暗い森には、数種のシャク蛾が飛んでいました。


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さて、帰りがけに青い甲虫。
コガタルリハムシのようでした。
多分・・・普通種ですね。


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これだけいるのですから。

さて、茶色いコレクション。案外目立つシックな色調だと思いませんか?
梅雨寒の日もあるこのごろ・・・茶色は暖かいコートのように彼らに似合います。

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