この日、西久保湿地はすべてのベンチが埋まるほどの賑わいでした。ここの風景を良好に保って頂いている「田んぼ作業」の真っ最中でした。ちょうどお昼だったので、東屋をはじめ空席無しでした。
大瀧さんと分かれプラス2時間のオプション観察です。ここでの繁殖期を明らかに過ぎた多彩変化のクサハムシからの紹介です。
Pentax K7 + Sony DSC-H10
桜沢の個体とは別のトビイロツノゼミです。観察路すぐ近くの草原にいました。
大袈裟ですが午前の観察で目が慣れていたので発見出来ました。
この報告のハイライトは「クロヒメハナノミ」でしょう。
ハナノミと名の付く昆虫は他の形態のものもいますが、「花の上で見付けても、すぐにノミのように飛び跳ねて消えてしまう・・・」のはこのタイプのハナノミです。
4mm位のサイズでした。なんだか印象は鞍馬天狗か月光仮面の装いでした。
こちらは忍者赤影か忍者部隊月光のような姿の「キクスイカミキリ」です。
このような識別ポイントのある甲虫は同定のとき助かります。
テントウ虫のサンバです。
左上)ナミテントウ 右上)ナナホシテントウとアリとアブラムシ
左下)トホシテントウ 右下)ヒメカメノコテントウ
この中には草食のテントウ虫も混ざっています。どれだかわかりますか?
イチモンジカメノコハムシの連結体です。
ハナノミという名が立派すぎるヒゲナガハナノミです。面白い櫛形の触角です。
大瀧さんは山形でベニボタルに擬態して進化したような甲虫を撮していますが
報告のタイミングを逃してしまっているようです。
カシルリオトシブミでしょうか・・・このような昆虫の繁殖準備の画像を撮していると
少し淋しくなります。
命のサイクルのバトンタッチなので、親は子供を見ずに朽ちていくのです。
フタホシオオノミハムシです。
ふたつの星というより「はげ」の印象が強く、名前を調べているとき「ハゲ、ハゲ、ハゲ・・・」
と念じていたことでオオノミハムシのご機嫌を損ねたかも知れません。
クヌギカメムシだと思います。少し華奢な感じのするカメムシでした。
派手な模様ですぐわかるかと思いましたが、最後まで名前の確認に自信がありません。
シャクガ・・・シャチホコ・・・何でしょう。
私の感情がそのままのオニノゲシです。
観察を続けようか・・・帰ろうか・・・また森に入ろうか・・・
私は最後のショット「少し早いヒメザゼンソウ」を撮してから帰路につくことにしました。
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