当麻喜明

朝露の中の滝田谷津、桜沢ーさらに岸田んぼへ

2010年6月 1日 | 当麻喜明 | Comment0

黄色いアイリス@岸田んぼ

30日(日)、5月最後の報告です。滝田谷津から桜沢へ歩いてみました。数日かけて下見しつくった自慢のコースへ大瀧さんを招きました。このサイトのデザインを担当してもらっているので、せめて私が出来る恩返しです。「滑りやすいところ」「ぬかるんでいるところ」など確実に伝えました。前日、六道山から下りるときぬかるんでいた道は、少し乾いていたので助かりました。

Pentax K7 + TAMRON SP70-200mmF2.8 & Sony DSC-H10


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まだ茶色い色をした水田に「黄色」が鮮やかなジャーマン・アイリスが見事な
コントラストだったのでタイトルに使ってみました。

かつて東北の水田(畑?)の真ん中にヒマワリを植えた詩人がいました。
農民科学者の宮沢賢治さんです。


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やはり黄色い花に小さなハナアブが。黄色を好む昆虫は多いです。


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朝露が消える前からの今日の観察・・・

小さな水滴の中に大きな風景がのみ込まれていました。
こんどはもっと引いて付近の環境と一緒に撮してみたいと思いました。


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付近の雑木からカシワクチブトゾウムシと推定される甲虫がいました。


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前回はピンボケだったミツボシハマダラミバエが今日も観察できました。

やはりカメラのレンズが近づくと葉の上のステージでゆっくり回って見せてくれました。

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ハナアブの一種です。黒帯は三列のようで背の部分の金属光沢は見事でした。


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ハラビロトンボ・・・昨日も今日も飛行する姿は見られませんでした。
多分気温のせいだと思われます。

飛行は見られなくても美しい翅が印象に残ります。


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大袈裟な拡大でじっくり観察して下さい。あと一ヶ月もすると翅は汚れ、
蜘蛛の巣が巻き付いていたり、欠けていたりするようになります。

こんな美しいデザインなんですね。軽く強く、羽ばたいても低振動な構造です。


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岸田んぼに下りてすぐに見付けた「生体のセミの幼虫」近くに網を持った親子・・・
大瀧さんと相談し、少し目立たないところに隠してあげることにしました。

薄いビニールの袋に通した手で、かるくつかみすぐ近くの林床へ・・・
しばらくして確認しましたが姿がありません。

もう一度葉っぱの下に潜り込んだのだと思っています。


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ツマキヘリカメムシかな・・・この画像からは信頼できない推定名です。

ここで「アマガエル」を探している方に会いました。

去年ここで小指の先くらいの大きさのものを見付け「魅せられた」そうです。
お話を聞いていたらぜひ見付けたいと思いました。

興味は果てしなく拡がっていきます。


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大瀧さんが魅せられてしまったコアジサイです。ちょうど咲き始めで勢いのある花でした。

鎌倉あたりの紫陽花は、雨でさらに美しく感じます。

この丘陵のコアジサイは朝露がとても似合うと感じました。

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