六道山からのアプローチを探るために、曇り空の中を歩いてみました。いつもはあまり確認しなかった案内板をながめてみました。滝田谷津の中ほどに下りて桜沢に越えるよいルートが描かれていました。
8mm昆虫は DSC-H10、トンボや描写をこだわる対象に K7 + G1 を使用することにしました。
PENTAX K7 + TAMRON SP70-200 F2.8 & LUMIX G1 + FA 1:2.8 50mm MACRO & Sony DSC-H10
K7 によるコゲラです。コラムの「野鳥カテゴリー」にクリックを入れるのは久々です。
思えば最近の観察姿勢は「とぼとぼ うつむき加減に」甲虫を探していましたから。
「見上げてごらん!」と幼鳥を含めた賑やかな混群がやって来ていました。
六道山のエゴノキは他より少し遅い「満開」でした。標高190mmの差が現れるのでしょうか。
案内板にはルートの表示が、上を南で現地と照合しやすく描かれています。
以前タヌキが出迎えてくれた谷津の奥にはカルガモが陣取っていました。
カルガモの左に草の倒れた獣道がありました。
左上)ヒメヒラタアブ 右上)セボシジョウカイ
左下)アオクサカメムシ 右下)未知なさなぎ?
トンボを確認は出来ませんでしたが、小さな甲虫を見付けたので紹介します。
特に右下の物体は、始め「さなぎだ」と思ったのですがどうも不思議な構造です。
茎の一部が盛り上がって剥がれたようにも見えるのです。
さなぎなのか・・・違うとしたらいったい何なのでしょう。
滝田谷津から桜沢に尾根越えをしたとき見付けました。
ヒメクロオトシブミが産卵した直後のようです。
桜沢の湿地草原です。
水生植物に詳しければ外来種の侵入など報告が出来るのですが・・・
ショウジョウトンボが、いっこうに飛ばない羽虫にしびれをきらして休んでいました。
ハラビロトンボも同上の態度です。
トビイロツノゼミが目立たなく潜んでいましたが、アリと私が見付けました。
ミツボシハマダラミバエは被写体として面白いです。ヨコバイの仲間は撮影レンズが近づくと
枝の横に向かって隠れる仕草をします。たしかに横ばいです。
ミツボシハマダラミバエはなんと360°回転して魅せてくれました。
こんなチャンスにピントがうまく合いませんでした。
ニホンカナヘビが、気温が低いので暖かい石か板を探しているようでした。
長い尾のバランスを自慢げに時々ストップモーションでした。
キンバエも美しい光沢の持ち主だと感心します。
六道山に戻る路はふたつ。一気に尾根に昇る方法と池の奥から戻る方法です。
展望デッキに昇る階段の横はキノコ街になっていました。
狭山丘陵には面白い谷戸が沢山ありますが、「田んぼにするくらいしか出来ないなあ・・・」
といった土地を見事に改良し、東の谷戸はヒトの技術で家が建てられる硬い土地になりました。
気が付いたら、昔はどこにでもあったこんな環境が、今はここだけに残るようになりました。
私たちは都会暮らしではありませんが、毎日自然から学べる場所にワクワクしています。
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