当麻喜明

幻の谷戸から滝田谷津へ-2002年の資料をもとに

2010年5月26日 | 当麻喜明 | Comment0

シロツメクサとタンポポ@2010.5.15

2002年の手持ち資料をもとに、ホソミオツネントンボと記載された谷戸を捜してみました。石畑公園から降りてみましたが、台坂遊歩道付近は乾燥がすすみ10年前の環境とは違う風景に置き換わっていました。
タイトル画像の付近は一面のシロツメクサ・・・
もっと過去の「シロツメクサの首飾りつくり」を思い出しました。

Sony Cyber-shot DSC-F828


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里山民家の宮ノ入りが多くの来訪者で溢れていても、この付近は静かそうです。


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看板の地図を見ると、丘陵に向かって多くの谷戸(津)が入り込んでいることがわかります。


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石畑に出来たサッカーコートの下を降りていくと大きな中央のくぼんだ草原がありました。
周りに木の柵があり、中央には流水の跡がありました。


信頼できる資料の2002年報告では、ここを含んだ周辺に越冬(越年)する
ホソミオツネントンボの記載がありました。

気分を新たに奮い立たせ(・・・がっかりした心持ちを励まして)もう一つ東に尾根を越えました。


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瑞穂第五小の裏に拡がる「滝田谷津」です。

4コマ写真の下右の奥に写っている小さな黒点が「大きな生物」とわかるでしょうか・・・

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初めての観察者を出迎えてくれたのでしょうか。大きな生物は「タヌキ」でした。
同じ姿勢でこっちを見ているので、こっちも同じ姿勢で写真を撮り続けました。
少し接近したらもう一匹現れて・・・しばらくして大急ぎの格好で奥に走り去りました。

7.5.JPG

板の橋にシオヤトンボ・・・

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視界を草木のボケで飾ってみました。
コンパクトデジカメのボケは多くの場合「うっとおしい濃さ」に感じます。

撮影したカメラは4色フィルターが入った Sony の Syber-shot DSC-F828 です。
CCDも生産供給出来る Sony が一時期付けていた異色の撮像素子です。
シューティングスタイルのスイバル構造が気に入って時々使用します。

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連結個体もちらほら観察できました。

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透けた斑紋からルリタテハだとわかります。

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キアゲハです。後翅は半分くらいしか残っていませんでしたので正面ショットです。
鳥に襲われたのかもしれません。

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ニホンカワトンボが舞っていた(待っていてくれた・・・)ことに感謝です。
ここをじっくり観察すれば「ホソミオツネントンボ」に会えるかも知れません。
冬期観察する場所に追加です。

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この谷津には5月15日以来行く機会がとれず10日以上経過した「今」が気になります。
恵まれた観察地が近くにあり過ぎる贅沢な悩みです。


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