「特別なマフラー貴方にあげる」「あったかいんだからぁ~」そんなフレーズが思い浮かんで眺めた蛾です。明るめの茶色に白い模様がすがすがしいキリガです。早春の蛾です。
Ricoh GRDⅣ
ゴミボックスの裏側にマツキリガがいました。
蓋に挟まるように潜んでいた蛾も。
モコモコした頭部があったかそうな、少し複雑な趣の模様。
これらは「カバキリガ」らしいです。ここで謎が生まれました。
カバキリガを漢字であてると、「樺切蛾」と、なるようなのですが
謎は切蛾の部分です。「切」は「霧」を使うのかと思っていたので・・・
霧なら観察時間や雰囲気から、蛾たちとイメージが重なります。
「切」には切り取られたといった意味以外にも、「特別な」という
意味もあります。もしかして・・・「限られた季節の特別な蛾」と
いう意味なのかも知れません。
ならば、マツキリガやカバキリガは、限られた春のキリガですから
「スプリングエフェメラル」と、言っちゃあいけないかなあ。
この、カバキリガが目指すところには・・・
オカモトトゲエダシャクの姿。「ぎょっ!」とする蛾ですね!
翅のたたみ方が独特です。鳥から逃れる、飲み込み危険のサイン
がデザインの秘密でしょうか。
春の訪れは一歩一歩。3月11日には氷が張りました。
ホシボシトガリバ、名前は素敵ですが「ぎょっ!」に近い蛾かな。
これも春を告げる蛾なんですが。
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