当麻喜明

蛾がいっぱいの夜

2015年3月 9日 | 当麻喜明 | Comment[2]

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夜の生物観察は久しぶりです。トギレフユシャクなど、今年未見の「お気に入り」を探したかったのですが、時間的に深夜0時ともなると、高い梢に上がってしまっているでしょう。深夜のコンビニでは、ごみ収集の働く車を見ました。

Pentax MX-1


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この仕事の方は、夏や秋の大型の蛾類がとまっている蓋を
開けるとき、どんな風に感じるのだろう。


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ホソバトガリエダシャク、観察で興味あるのは「擬態」ですが、
同じ種でもじゃっかん趣が違う「変異」にも関心があります。


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ブナキリガも、


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こんなタイプがあります。


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ホソバキリガ、これは全く別種です。


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マエアカスカシノメイガ、こんな色や姿態なら「ぎょ!」っと
されませんね!


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白と名の付く蛾ですが、「ぎょ!」のタイプでしょうか。
シロフフユエダシャク、シロヘリキリガ。


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ハイイロフユハマキ、灰色冬葉巻。
ゴミ収集にもめげず、蓋にしがみ付いていました。


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この日は、実は雨だったのです。


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建物の中で雨宿りのアトジロエダシャク。かなり大きい。


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チャオビトビモンエダシャク。さらに大きい!
この♀にはなかなか会えないらしいです。


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シロテンエダシャク、立派な♂の触覚ですね。


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ホシオビキリガ。模様がゴマダラの「変異」タイプです。


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我が家のオートバイに乗っていた?ウスベニスジナミシャク。
これは春の蛾です。


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カブラヤガ、春や夏の蛾です。ちょっと観察を休んでいた間に、
虫からみた季節変化は、ぐんぐん進んでいたのですね!

追記3/13)・・・と、思いきや最終のカブラヤガは
「カシワキボシキリガ」だそうです。となると、越冬キリガの
仲間で、まだ「冬」の文字が残ります。ATSさん、ご指摘を
ありがとうございました。

Comments [2]

No.1

先生お疲れ様です!
蛾はやっぱり夜にしかみれないんですかねー?

そうでもないみたいです。
しかし、広い観察地に散らばっている虫たちを見るのに
夜の「街灯」は良いですよ!虫の密度が高いです。
すべての生き物の中で、蛾たちはずいぶん弱い立場に
あります。鳥たちに見つからないように暮らしている
ので、夜に行動するのかな。
本多琉青さんは昼間のスターになってくださいね!!

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