当麻喜明

3月26日の晩

2014年3月30日 | 当麻喜明 | Comment[2]

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夜の蛾の観察は続いており、たくさんのコラム話題があるのだけれど、書き込みする時間がありません・・・新鮮な話題がどんどん古くなっていきます。蛾の出現には、相当な季節感があるのです。今回は26日一晩の観察です。

Ricoh GRDⅣ & Pentax MX-1


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私のクルマにはシロヘリキリガ。

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この日の晩は街灯に舞う蛾も多く、少し期待がもてました。


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マエアカスカシノメイガは、蛾に抵抗感があるかたも「美しい」と
言ってくれます。2cmほどのチャオビコバネナミシャクは一見
地味な蛾ですが、ルーペサイズに拡大すると美しくありませんか?


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ホシボシトガリバとマユミトガリバ。


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サカハチトガリバの名前の由来、「八」ですが、毛筆調の達筆です。


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アカバキリガは明朝体の「1」そっくりの模様。


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カバキリガは複雑な模様ですが、クロテンキリガは渋い顔型です。


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チャイロキリガ・・・少し地味か。


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アトジロキリガ。本州から北部地方に見られ、北方系といってもいいようです。
(この少しレアな蛾はATS氏に教えていただきました。)


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エゾモクメキリガトホソバトガリエダシャク。


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ヒゲマダラエダシャクとシロトゲエダシャクは少し大型の蛾。
シロトゲは「フユ」とは付きませんが、シーズンの最後に現れる
フユシャクの仲間です。(♀は退化した翅しかありません。)


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シタコバネナミシャクとトギレフユエダシャク。
シタコバネナミシャクの腹部に近い翅の付け根には、赤い斑紋が4点。
トギレの♀は今年出会っていない・・・


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ナカモンキナミシャクとカバキコマチグモ。 コマチグモの仲間は
壮絶な命のつなぎ方をしています。 子が生まれた後も、
母グモは子を守り続け2回ほど子が脱皮した後・・・

母グモは子に自らを食べさせる(数十匹の子が母を食べる)ことで、
一生を終えるのです。これが26日に観察したことです。

Comments [2]

No.1

フユシャクシーズン、最終章ですね。
最後に、なんとかトギレ♀、見ることができました!
今季もお世話になりました。m(_ _)m

こちらこそお世話になりました。またユキムカエフユシャクのときは
mtana2さんのご案内がなければ、発見できませんでした。
あのときもありがとうございました。

ATS氏からも、熱心な観察状況をお聞きしています。
深夜にばったりお会いして、お互いビックリされたでしょうね!
当方3-4月が大変忙しく、何もご案内できずすいませんでした。
私は今シーズン、トギレ♂ばかりだったので来季の宿題になりました。

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