夜の観察と言っても、そんなに簡単ではありません。仕事の疲労もあるし「ヒトのペア」や「中国武道の剣術家」などに希に会うことがあるからです。しかし元来の自己流探求心が私を誘うのです。「止めようか・・・」と躊躇(ちゅうちょ)した後の観察で、新種を発見したりするので、重い足が動き出すのです。
Pentax K5 & Lumix G2
17日は小雨の夜でしたが、収穫が多かったので、てんとう虫さんを誘いました。
キリガの多くは、やはりヒトの気配を素早く察します。
この画像と上の画像を比べると、上の方が少ないですね。
飛んだり落っこちたり、ちょっとした事件だったのです。
この日の大物は、真ん中の蛾です。
昼間からいたという、レディー・蛾蛾というより蛾メラ(ガメラ)
という名が似合いそうなトビモンオオエダシャクです。
羽化間もないトビモンは、カラフルな彩りの毛に覆われた
ビロードの光沢がありました。
キバラモクメキリガの下に見かけない蛾が翅を立てていました。
二度目に訪れたとき、ゆっくり花が開花するように独特な
模様が見え出しました。
モンキキナミシャクでした。
急に多くなりはじめた、シロヘリキリガ。
上の画像には後述の「黒点」も写っています。
これも新顔のクロテンキリガ。
少し色薄のクロチャマダラキリガ。
この二頭は別の種類の蛾に見えます。一見、共通点は見つかりません。
しかし、よーーーく見ると、腹の背に「黒点」(黒い毛束)が見えます。
マユミトガリバと言うのだそうです。
さて、画像の右上に注目!春にガガンボや蚊のイメージは結びつきません。
越冬個体にしては綺麗すぎます。ハル蚊の、もしハマダラハルカだとしたら
年一回羽化のこの時期限りの成虫ということになります。日本に一属一種、
世界的に見ても三種ほどのハルカの仲間です。
7つの県のレッドデータブック入りです。
ハマダラハルカ(Haruka elegans Oka)学名が「ハルカ エレガンス オカ」
ですよ!キリウジガガンボが聞いたら、寝込んでしまいそうな美しい名です。
糖蜜観察の副産物でしょうか。
「夜、足を運ぶ」お陰で、思いもかけぬ勉強(収穫)があるものです。
Comments [2]
No.1Kんべさん
どうも先生Kんべです。
26日に星と星の間に月が見えると先生が言ってたので
9時ごろ思い出してみてきました~
見えましたね・・・
キレイでした。
tomaさんから Kんべさんへの返信
今日も明るい金星の上に月が移動しますが、きっと見ごたえある
美しい夕景になると思います。
もし双眼鏡があれば、それで月を見てください。
「地球照」という現象で、影の部分の模様がくっきり見えるかも
しれませんよ!コメントありがとう!
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