降り続ける雨もありませんし、晴れ続けることもありません。人生ラッキーなことばかりではなく、アンラッキーなこともあるでしょう。それが醍醐味です!糖蜜観察を続けていたら、はっきり理由がつかめない「不思議な増減のリズム」にぶつかりました。いくつか考察はしてみましたが、実際の所はっきりわかりません。
Pentax K5 & Nikon D300 & Ricoh GRDⅢ
3月に入ったら、まさに「春に三日の晴れ無し」という天候が続きました。
しかしその原因をつくった低気圧は東に抜けつつありました。
11日(日)からは天気も回復の兆し、週末の貴重なリフレッシュ観察が出来ず
がっかりですが、こんな日でも、何か「春の期待」に賭けたいものです。
これは自然観察事務所の動画撮影部長の描いてくれた、3月6日18時の
日本周辺の天気図です。
所長「すごーーく長い前線があるんだね!」
部長「ええ、そして4種類の前線が全部でてるんですよ」。
天候崩れの原因がよくわかる気圧配置ですね。
3月7日には太陽に暈が架かりました。天気が崩れる気配です。
11日には月の周りには「冠」が出現。
雨の上がった夕方、広場に出来た水たまりに「逆さ荒幡富士」が見えました。
この日、人工糖蜜観察を行ったのですが・・・
私を裏切らなかったのはブナキリガだけ。どこか違う・・・
今までの繁盛ぶりが嘘のような閑散とした観察結果でした。
実のところ、何故キリガが糖蜜に来なかったかは不明なのです。
その後(最近)の観察では、また多くの個体数が集まるので
ますます不思議です。減った理由を推理すると・・・
①自然の花が咲き始め、蜜を本物に求めるようになったから。
②気温や特に風向風力などの気候が影響する。
③春の羽化の種によるピークが異なり、交換期にあったから。
そしてこれを書いていて気づいたのが、
④雨による木々の蒸散作用で、自然糖蜜(樹液)に恵まれたから。
さて、このリズム、何に起因するのだろう。
しかし、観察に出れば何かに出会(でくわ)すものです。
中央に蛾蛾がいるのわかるでしょうか?
うまく隠れているものですね!
数カ所でトギレフユエダシャクの♂を見付けました。
前コラムは、この蛾のペアを書きました。
ストロボ光は、あたりを一瞬に昼間に変えてくれます。
実際の観察の雰囲気はこんな感じ、ノーストロボで撮した「宝物探し」です!
さて、これも夜の雑木林の観察?
いえ、違います。
「今日は少なかったなあ・・・」と家に帰ったら、待ってくれていたのです。
残念ながら表側に回り込めない窓だったのですが・・・
窓の中の私の家には。いつでも糖蜜があるのを知っているのでしょう。
収穫と不作、大入りと閑古鳥・・・
初めて行った糖蜜観察、実は続編は沢山あるんです。
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