6月8日、田んぼ作業の中でも重労働の「苗取り」を行いました。私たちの田んぼは、昨年の籾から発芽させ循環させて育てています。切れ目が無いのですが、この辺りがスタートと考えるとわかりやすいです。
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4月20日、昨年からとっておいた籾は、炊き出しのお湯で消毒。
温浴させ発芽刺激も行います。このお風呂に入れるのです。
田んぼには短冊を切り、5月3日の籾ふり(籾を田んぼの短冊に
まく作業)にそなえました。
田んぼ農家の方でもこの作業を知らず、稲は苗屋さんから購入
するものと思っている方もいるんだとか・・・
6月2日、苗は苗床でここまで育ちました。
そして明日(6月9日)の田植えにそなえ、前日に苗取りと
なりました。
お昼前にここまで終了。
お昼は現地炊き出しの通称「田んぼカレー」
トッピングに珍しい真竹の炭火焼き!
多分、真竹を食べたのは初めてです。1メートルほど伸びた真竹の
地上部を切って、皮付きのまま炊き出しの薪の置き火の中に置きっ
ぱなしにしたものです。皮をむいてそのまま頂きます。
再び苗取り再開。このくらいまで来ると、作業中の会話の話題は
一つになります。今年はイノシシ肉やシカ肉の話から、世界の
残酷料理の話まで、初耳学満載でした。
明日の田植え準備。苗床を田植え用に地ならしします。
耕運機だけで済むかと思ったら、泥が深く「人馬一体」の作業に
なりました。
最後は人の手で!機械化の進んだ大規模田んぼ作業に比べたら
私たちの作業はクラシカルです。「経済」「採算」ではない
「文化」を伝える稲づくりです。
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