当麻喜明

幻の赤い鳥ーアカショウビン

2016年6月 3日 | 当麻喜明 | Comment[2]

001.JPG 2016.6.2 Photo by Yasuo Yamada

6月2日の朝6時に入ったメール写真が、17年間気に懸(か)けられていた狭山丘陵とアカショウビンの関係に、ひとつの回答を与えてくれました。ありがとう!山田裕美先生。

Ricoh GRDⅣ


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1日は航空公園近くに行ったのだけれど、暈と彩雲が観察され
ました。都内で環天頂アークが観察されたと後で知りました。


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夕方の東の空です。これは夕焼けでしょうか・・・


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こちらが夕焼けの西空です。大気の塵や水蒸気などを直進した
赤い光が「焼けの空」を作り、そのまま通過した光が東の空を
照らしたのです。アカショウビンの色?


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2日雨戸を開けたら、網戸にカタジロゴマフカミキリがいました。
私の家の訪問者はゴツゴツしたカミキリ、山田先生のご主人が
遭遇したのは、たいへん希少なアカショウビンでした。
私から相談を受けた県の施設から、埼玉県に情報が上がりました。


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朝の愛犬の散歩中、狭山ヶ丘の路上で見付け、鳥の専門知識を持つ
ご主人、山田康雄氏が写真(タイトル画像)を撮られました。
私も通報先の施設に搬送中、お見せいただき記録を撮らせて
いただきました。


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ブッポウソウ目、カワセミ科のアカショウビン。腰の上にブルーの
飾り羽根があるのがカワセミに似ていますね。


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山田先生に、ご自宅から小手指中学校理科室冷凍庫に運ばれ、
さらに私のバイクで狭山丘陵いきものふれあいの里センター
運ばれたアカショウビン。


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センター長さんと、偶然タイミングよく速報が頂けた記者さん。
私は須賀センター長と「東京新聞」服部記者のお話を聞いて
いました。センターでは平成11年4月29日に「声」を聴いた
職員がいらっしゃいました。


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狭山丘陵にも知識があり、思い入れのある記者さんは、早速
翌日の新聞に間に合わせてくれました。私も「知人」として
このエピソードに関われたことが嬉しいです!
6月3日、東京新聞埼玉地方版朝刊の記事です。


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慌ただしかったアカショウビン発見の2日。新聞が発行された
3日、3日の夜明けの太陽は、真っ赤なアカショウビン色でした。


Comments [2]

No.1

とても綺麗な朱色ですね。
その場に居合わせられなかったことが残念です。
ぜひとも生きている個体を写真に収めたくなりました。
鳥関係でお話しできることと言えば、
大学キャンパス周辺では、毎朝鳶が上空を滑空しています。
雀サイズの小鳥を狩ろうとしている場面も何度か目撃できました。先週に至っては電線の上にドンッと2羽止まっていました。すごい迫力でした。身近なところに猛禽類がいて嬉しい限りです。

アカショウビンは、深い落葉高木樹の中で生活しているので姿を見るのは難しいですね。だからアカショウビン通し「甲高い声」「色」が必要なのかも。山田先生のお手柄です。大学キャンパスで猛禽類はすごいですね!仙台は「千代」ちよの街です。歴史を調べても面白いところでしょうね。

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