当麻喜明

アジサイとアリグモ

2014年6月15日 | 当麻喜明 | Comment0

001.jpg 2014. utyuu-jin

ハエトリグモ科の蜘蛛たちは私のお気に入りだ。網を張らずに「徘徊」して獲物を見付けます。「徘徊」を「自由散策」「散歩」と置き換えれば、私のもっとも好きな時間でもあります。

Pentax Q7 + 01 STANDARD PRIME & Ricoh GRDⅣ


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ハエトリグモ科のアリグモは、虫の世界では獰猛なハンターです。


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そして擬態としては、ほぼ完成されたスタイルです。
大きさや色、行動パターンまでアリそっくりで、第1脚は
触覚に似せて、いつも持ち上げて歩いています。


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まあ、攻撃スタイルをとったときは、アリより立派に見えますが、


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今度は、アリ似ではなくなります。


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アリグモを見たのは、埼玉県いきものふれあいの里センター。
東広場周辺では見頃の紫陽花が咲いています。


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さて、近くではセマダラコガネが、特異なアンテナのような
触覚を立てていました。


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この画像とアジサイはQ7のBC(ぼけコントロール)という
機能を生かして撮しています。


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アリはそれ自身、生物界では捕食者という立場で、牙や蟻酸という
「毒」も持ちます。クモもそれ自体捕食者の立場ですが、なぜ
アリを擬態して進化のデザインを選んだのでしょう。

専門家の間でも諸説があり1990年代まで色々な論文が公開されて
います。アリに似せてアリの集団の中で、アリを捕食するという
考えや、アリに似せて他の生きものに対して優位に振る舞いたい
のだろうとか・・・

アリグモがアリを食べたり、アリに紛れアリの巣に進入したのを
見たらご報告を。クモ研究者も見たことないそうです。

参考:ウィキペディア「アリグモ
参考:異色のクモ-アリグモ


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