ハエトリグモ科の蜘蛛たちは私のお気に入りだ。網を張らずに「徘徊」して獲物を見付けます。「徘徊」を「自由散策」「散歩」と置き換えれば、私のもっとも好きな時間でもあります。
Pentax Q7 + 01 STANDARD PRIME & Ricoh GRDⅣ
ハエトリグモ科のアリグモは、虫の世界では獰猛なハンターです。
そして擬態としては、ほぼ完成されたスタイルです。
大きさや色、行動パターンまでアリそっくりで、第1脚は
触覚に似せて、いつも持ち上げて歩いています。
まあ、攻撃スタイルをとったときは、アリより立派に見えますが、
今度は、アリ似ではなくなります。
アリグモを見たのは、埼玉県いきものふれあいの里センター。
東広場周辺では見頃の紫陽花が咲いています。
さて、近くではセマダラコガネが、特異なアンテナのような
触覚を立てていました。
この画像とアジサイはQ7のBC(ぼけコントロール)という
機能を生かして撮しています。
アリはそれ自身、生物界では捕食者という立場で、牙や蟻酸という
「毒」も持ちます。クモもそれ自体捕食者の立場ですが、なぜ
アリを擬態して進化のデザインを選んだのでしょう。
専門家の間でも諸説があり1990年代まで色々な論文が公開されて
います。アリに似せてアリの集団の中で、アリを捕食するという
考えや、アリに似せて他の生きものに対して優位に振る舞いたい
のだろうとか・・・
アリグモがアリを食べたり、アリに紛れアリの巣に進入したのを
見たらご報告を。クモ研究者も見たことないそうです。
参考:ウィキペディア「アリグモ」
参考:異色のクモ-アリグモ
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