この時季のヒメジョオンを観察するのは、とても楽しい。花粉まみれの、必死に生きようとして花蜜を探る彼らの姿は、いじらしいと言うより羨ましい。私もいつか大好物の中にうもれて、昼寝でもしたいものである。
Olympus OM-D E-M5
ヒメトラハナムグリは、食卓をぐるぐる回っていたが、ホテルの食べ放題の
朝食バイキングで、美味しいものを探す私に似ている。
アオハナムグリとクロハナムグリ。花蜜だけでなく、花粉も美味しそうである。
茎を歩いていた、不格好な5mmほどの甲虫も、ちゃんとヒラタハナムグリ
と言う名前を持っていました。
アカヒメヘリカメムシ・・・花粉や蜜はたくさんの虫たちのお腹を満たす。
さて、カノコガが発生する季節になりました。
羽化直後のカノコガも見られました。
こちらもよく似た美しい蛾。トンボエダシャク。
見たかった蛾ですが、第一発見者は私ではありませんでした。
見付けたのは、ソフトテニスを始めようとしていた少女たちです。
私を「交尾!交尾!」と呼びに来てくれたのです。
こんな事もありました。林縁で出会った、バケツを持った少年が
「おじさんバケツの中、見たい?」と言うのです。
見たいと言ったら、今度は
「写真を撮ってもいいよ!」と言いました。
写真を撮ったらさらに、
「何処にいたか教えるよ!」と言ってくれました。
私は彼らにとって「不審な大人」のはずですが、この日の出来事は、
「素直な子供たちが知らないおじさんを林の奥に連れて行った」
と言うことです。
もっとも私からみれば、「知らない子供たちについて行ってしまった
おじさん」と言うことになるのですが。
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