当麻喜明

台風4号が去った日に-シリアカハネナガウンカ

2012年6月23日 | 当麻喜明 | Comment0

a001.JPG 2012.6.20 taifuu ga nokosita sora

20日、夕方の天気予報で「富士山に現れたつるし雲」を報じていた。強風と気流の複雑な絡みで、多彩な雲が出現したようだ。幸い雨は明け方止んでいたので、この日も平日の散策が楽しめました。さっそく六道山の展望台から雲見をしてみました。

Pentax K5 + SMC PENTAX-DA 1:4 16-45mm ED-AL


a002.JPG

遠くに複雑な雲の重なり。


a003.JPG

何段か重なったつるし雲(レンズ雲)のようです。
時間が停止したような画像ですが、気流の動きを微速度撮影した動画で
見たら、迫力ある雲だろうと思いました。


a004.JPG

台風に耐えた小さな蜘蛛・・・大切な卵のうも無事だったようです。


a005.jpg

生き延びられたら、命をつなぐためには食べなくてはいけません。
シラヒゲハエトリもアオオビハエトリも食糧ゲット!!


a006arigumo.JPG

アリだと思った虫をよくよく観察すると、アリグモの♀だとわかりました。
♂にある大きな顎はなく、擬態とすればさらに良くアリに似ています。


a007.JPG

イオウイロハシリグモ。


a008.JPG

a9kuromondokuga.JPG

なかなかわからなかった「蛾メラ」はクロモンドクガのようです。
検索した多くの観察例では黒い部分の面積が小さく、翅外周が黄色い
個体が多く、この画像とは別種のようでした。


a010.JPG

珍しがってじろじろ見られ、落ち着かなくなった蛾メラは、
サッと近くの葉まで飛んでいきました。


a011.JPG

a012gomakenmon.JPG

緑の蛾にはドキドキします。よくまあ見付けられたもんです。
ゴマケンモン。


a013.JPG

ゴマといえば・・・これは食べられません。


a014.JPG

草陰にウンカ!!!


a015siriakahanenagaunnka.JPG

見たことのないウンカに「やったぜ!」


a016.JPG

シリアカハネナガウンカのようでした。


a017.jpg

左上 ホソスジツトガ  右上 コウゾハマキモドキ
左下 ヒロオビヒメハマキ  右下 キマエホソバ

ヒロオビヒメハマキがいつもこんな風に茎に垂直にとまるなら
とてもよく考えた翅の大胆なデザインです。


a018kurosirafukutiba.JPG

a019sirafukutiba.JPG

ayasirafukutiba.JPG

クロシラフクチバ、シラフクチバ・・・難解な蛾です。
上2種がクロシラフクチバ、下はさらに難解、アヤシラフクチバのよう。
いつもATSさんからご教授されているのですが、今回のポイントは
横帯の輪郭に注目するとわかりやすいようです。


a020oohagatanamisyaku.JPG

a021tumakiriusukiedasyaku.JPG

a022kurositaaoiraga.JPG

オオハガタナミシャク、ツマキリウスキエダシャク、そして
クロシタアオイラガ。


a023tobimonkohamaki.JPG

トビモンコハマキ・・・


a024hitotumekagiba.JPG

美しいレディー・蛾蛾のヒトツメカギバ。


a025ookabafusujidorobati2.JPG

紫陽花が咲き誇る6月の丘陵。
オオカバフスジドロバチとのコントラストが見事でした。

コメントする

公開されません

← ホーム  ↑ トップ