当麻喜明

ちょっとそこまで-トトロの森8号地から北野の谷戸

2013年8月 3日 | 当麻喜明 | Comment0

001.JPG 2013.7.30 koko wa 8gouti

天気が回復したので、職場から歩いて散策できる「トトロの森」を尋ねてみました。こんな身近に森があり、たくさんの不思議を観察できるのですから、勉強というものは「こんなところ」でするものだと思います。

Olympus OM-D E-M5 & Pentax Q7


002.JPG

人が活動するこんな場所でも、自然の不思議は見つかるでしょうか。


003erizahanmyou2.JPG

004erizahanmyou3.JPG

さっそくエリザハンミョウ。同行の人がピョンピョン観察して歩くので、
ハンミョウもピョンピョン逃げる・・・
(撮影はまたチャレンジだ!)


005.JPG

よく手入れされた境内は、虫たちのハンティング場です。


006.JPG

訪れているのは虫だけではない。アライグマの爪痕。
偶然お会いした、知り合いの方から教えていただきました。


007oosiroherinagakamemusi2.JPG

その横をオオシロヘリナガカメムシ。


008.JPG

009.JPG

灯籠の下に、ミノガの蓑とサナギの殻が。底の部分から成虫になるんだ。


010hosoherikamemusi5rei3.JPG

011hosoherikamemusi5rei2.JPG

さて、歩いていくと面白い生き物。アリのようにもクモのようにも見える。


012hosoherikamemusi.JPG

実は、ホソヘリカメムシの5齢幼虫で、こちらが成虫だとわかりました。
幼虫の行動の仕方はアリの様だと言います。

さらにたくさんのネット上の画像を比較すると、3齢幼虫がアリ型で、
5齢がクモ型のようです。形態模写の芸人のようですね!


013.JPG

セミの幼虫の脱け殻ですが、背の部分の色合いが不思議です。
これはいったい何故なのだろう・・・


014.JPG

015.JPG

ご覧のようにオジロアシナガゾウムシが障害物を横切ったところです。
葉っぱの上は広いのに、虫は真っ直ぐが好きなんです。


016.kitunenohanagasa.JPG

017kitunenohanagasa.JPG

湿気のある林床に見付けた、キツネノハナガサ。
狐の嫁入り道具のひとつ??


018.JPG

019.JPG

こんなキノコもありました。


020hosihimehoujyaku.JPG

キノコの周りの、落ち葉のようなものがぶら下がっていました。
ホシヒメホウジャクのペアでした。

ここまで擬態に徹した生き物から学べること・・・
人は見かけで生きていちゃいけない。生き続けて行くことに価値がある!


021.JPG

022.JPG

でもね、1日くらいムラサキシジミに変身させてあげたいと思いませんか?


023.JPG

北野の谷戸に着きました。出発してから2時間半くらいでしょうか。
同行の人たちの「腹時計」は、とっくにお昼を差しているようでした。

コメントする

公開されません

← ホーム  ↑ トップ