天気が回復したので、職場から歩いて散策できる「トトロの森」を尋ねてみました。こんな身近に森があり、たくさんの不思議を観察できるのですから、勉強というものは「こんなところ」でするものだと思います。
Olympus OM-D E-M5 & Pentax Q7
人が活動するこんな場所でも、自然の不思議は見つかるでしょうか。
さっそくエリザハンミョウ。同行の人がピョンピョン観察して歩くので、
ハンミョウもピョンピョン逃げる・・・
(撮影はまたチャレンジだ!)
よく手入れされた境内は、虫たちのハンティング場です。
訪れているのは虫だけではない。アライグマの爪痕。
偶然お会いした、知り合いの方から教えていただきました。
その横をオオシロヘリナガカメムシ。
灯籠の下に、ミノガの蓑とサナギの殻が。底の部分から成虫になるんだ。
さて、歩いていくと面白い生き物。アリのようにもクモのようにも見える。
実は、ホソヘリカメムシの5齢幼虫で、こちらが成虫だとわかりました。
幼虫の行動の仕方はアリの様だと言います。
さらにたくさんのネット上の画像を比較すると、3齢幼虫がアリ型で、
5齢がクモ型のようです。形態模写の芸人のようですね!
セミの幼虫の脱け殻ですが、背の部分の色合いが不思議です。
これはいったい何故なのだろう・・・
ご覧のようにオジロアシナガゾウムシが障害物を横切ったところです。
葉っぱの上は広いのに、虫は真っ直ぐが好きなんです。
湿気のある林床に見付けた、キツネノハナガサ。
狐の嫁入り道具のひとつ??
こんなキノコもありました。
キノコの周りの、落ち葉のようなものがぶら下がっていました。
ホシヒメホウジャクのペアでした。
ここまで擬態に徹した生き物から学べること・・・
人は見かけで生きていちゃいけない。生き続けて行くことに価値がある!
でもね、1日くらいムラサキシジミに変身させてあげたいと思いませんか?
北野の谷戸に着きました。出発してから2時間半くらいでしょうか。
同行の人たちの「腹時計」は、とっくにお昼を差しているようでした。
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