丘陵西部を散策し、黄昏飛行その後について調べました。多数の羽化直後の個体を確認できたので、できれば早朝の観察の必要を感じました。またわずかの疑問が残り同定出来ない個体も、いくつかのヒントが得られました。
Pentax K7 + Lumix G1 + Sony DSC-H10
ショウジョウトンボとハラビロトンボのツーショットです。
2頭ともオスですが・・・
羽化直後のマユタテアカネです。いつものマユタテより腹部の黒線が薄いです。
翅はまだ柔らかく朝日が乱反射して所々白く光っていました。
濡れ羽の美しさでしょうか。
明日は早起きして・・・いつも早起きですが・・・羽化を確認できたらと思いました。
羽化直後でなくても朝露は昆虫たちを濡らします。
洋服を着ていないので同情しますが、もともとあらゆる生物が水から離れて生きていけません。
朝の観察はユーモラスですが一生懸命に生きているな昆虫の一面を観られます。
とは言っても、相当濡れています。複眼を時々拭いていました。
気温が上がり、ギンヤンマが往復飛行を始めました。ピンボケですが載せておきます。
狭山丘陵はコレクターの捕虫は禁止された自然保護区です。
ギンヤンマは、時に脚部を丸め捕虫網のような格好にして、たまにトンボも「食べて」います。
彼らが食べるのなら(自然の中の出来事として)OKです。
この丘陵の昆虫の数をコントロールしている「生態系ピラミッド」の上位を占めている
ギンヤンマですが、ヒトはここに加わらない約束です。
今まさに食卓につっこもうとしているコシアキトンボです。
白い花で起きる上昇気流か、この上に多いハムシです。
上昇気流の「ちゃぶ台」をひっくり返す勢いです。
わずかの疑問がのこりオニヤンマと同定できない個体です。
翅の付け根の色と複眼の小ささが気になるのです。
この個体たちは早朝や夕暮れも飛行しているのでしょうか・・・
-その後のご指摘もあり「ミルンヤンマ」だとわかりました。
黄昏飛行もする働き者のようです。-
キタテハが私の視線を再び地上に降ろしてくれました。
足下に眠りから覚めたテングチョウがいました。
去年の6月頃羽化して、ほぼ1年間成虫のまま夏眠と冬眠を続け、
やっと飛び出したものらしいです。
鼻先の格好からテングチョウといいます。
ところで私の腕に木の葉か太い木の枝と間違って、サシガメの幼虫が乗っかっていました。
(多分、食べ物だと間違えられてはいないと思いますが・・・)
この日の光芒は見事でした!!
いつもの「天使の梯子」スタイルではなく、腕をいっぱいにひろげた見事なものでした。
何人の方たちとこの風景を共有できたでしょうか。
前日に続いて黄昏飛行の検証に出かけました。結果的に昨日の続きの時間から
スタートしたような事となりました。
19時頃からの観察です。
上空にはたくさんのコウモリたち。飛行していたトンボは昨日の18時30分頃から
現れ始めたマルタンヤンマと思わせる個体が5+のみでした。
ちょっと観察地への到着が遅れたのですが、あの光芒が見られたのですから・・・
遠くで雷が鳴っているようです。
しかし、ここでは宵の明星「金星」も見られました。これ手持ち撮影です。
そういえば最近星や月の写真は撮っていないなあ・・・
PS
S氏から 「これで天体写真を撮りませんか。」 ということで
Nikon 400mm F3.5 というマニュアルフォーカスのレンズをお借りできました。
そして Lumix G1 での撮影は、この金星で最後です。
G1 はS氏のところで使用されることになったからです。
明日からは G2 が新たな相棒になります。
Comments [2]
No.1た~こさん
光芒、きれいですね。私もいつか見たことがあるような・・・。
金星もきれいですね。私は、星を見るとじかに歴史を感じているようで不思議な気持ちになります。
これからも、空の写真楽しみにしています。「今」というこのときの空は二度と見れないと考えると、より神秘的で、貴重だな~と思ったりしませんか?(私だけかもしれませんが・・・。)1-6
No.2tomaさん
た~こさん、同感です。一期一会という言葉がありますが、空の美しさも共通です。どんなに美しい現象でも、いつまでもそのままということはありません。自然は「立ち止まる」ことがないんだと思います。変化していく真っ最中だからこそ、大袈裟ですが美しいんだと思います。写真は時間を止めたものですが、わずかな長さの歴史を振り返らせてくれますよ。明日はどんな空が待っているでしょうね。
コメントする