当麻喜明

働くシロオビフユシャク

2014年1月12日 | 当麻喜明 | Comment0

001.JPG 2013.12.26 kinori no siroobi

フユシャクを探して冬を暮らしていると冬もなんだか短く感じます。とは言っても冬至は過ぎるも、5日が小寒で20日が大寒ですから、まだまだ虫にも私たちにも厳しい冬は続きます。今年は遠い観察地ではなく、近くにフユシャクを見付けるのもテーマでした。

Pentax K-5Ⅱs + Ricoh GRDⅣ


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そんな時、なんと職場の入口の塀にシロオビフユシャク♀を見たのです。
昨年の12月26日のことです。


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西の門の平らな面を移動しているようでした。


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小枝に移してじっくり見ました。生態を知ると不思議な生き物ですし、
今後ここで会えるかどうか、青い鳥が届けてくれたのでしょうか・・・


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12時53分。


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15時59分・・・


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次の観察機会の時は、産卵中でした!!
しばらく観察後、用事がありやむなく撤退。


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用事をすませてからは、少し遠いポイントへ。


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チャバネフユエダシャク♀が仁王立ちのポーズをしていました。


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こちらでも産卵中でした。


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27日、朝9時00分、卵痕は拡大していました。夜間に雨もあったので、
氷雨の雫を背負ったフユシャクは愛おしく思えました。


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11時40分、再び毛束を塗りつける作業再開!
産み付けた卵を毛束で隠すのではなく、産卵とカモフラージュが
同時進行のように見えます。


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完成品「黒い命のパッケージ」!


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同じ日の夕方、近くの神社で見たシロオビフユシャク。
距離から考えて、職場のシロオビ♀とは無関係にみえます。
こうなったら、ぜひ職場の敷地内に♂を見付けたくなりました。

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