当麻喜明

ソウシチョウにしましょう。

2013年2月16日 | 当麻喜明 | Comment[4]

001.JPG 2013.2.9 hakurai gara no tori

何の先入観もなくこの小鳥に雑木林で出会ったら、きっとこの鳥の特徴を誰かに伝え「何という鳥ですか?」と尋ねるに違いない。冬の雑木林に似合うかと言えば・・・うーん、多分似合わないなあ。

Pentax K-5 + Nikon D300 + Olympus OM-D E-M5


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ソウシチョウには擬態とかカモフラージュとか言う言葉はないのだろう。
少なくともこの丘陵では異彩である。

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たとえばエナガは正面から見ればツートンの地味な小鳥で
(私は)この丘陵にはよく似合うと思う。


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さて開けた木々の間からタカが舞っているのが見えた。

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ノスリのようだ。
食物網の頂点に近い存在です。


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さて地味な色合いながら、少し変だぞと思わせるマスクである。
ガビチョウもソウシチョウも生態系のピラミッドに開いた穴を見付け
しっかり自分の居場所を確保した外来種、あるいは籠抜けのインコなどと
同じ過去を持つルーツのようだ。


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ソウシチョウは考えている・・・

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ドングリを見付けているのだ。もう一羽が来たら・・・

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くわえた!!

足を器用に使って中身を食べることもあるようだ。
ノスリはドングリを食べないが、噛む力が強い鳥たちは
ドングリはご馳走だ。


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2月9日の「暈」。空の現象を観察するならここがよい。

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荒幡富士は、元々の丘陵に人が土を運びつくった人工富士だ。
ソウシチョウも、その存在がこの森にやがて馴染むのだろう。

Comments [4]

No.1

ソウシチョウの名前が目に留まり、寄らせていただきました。
私は2年前にある山で見つけ、とても美しい色合いと声に惚れました。
調べてもなかなか名前がわからず、苦労したことをおぼえています。

また、楽しく美しい鳥の姿を見せてください。

枯れ葉のような土のような色合いと違い、着飾った舞妓さんのような
華やかな鳥ですね!まだじっくりさえずりを聞いたことはないのですが
美しいそうですね。

戦争中、中国で従軍した軍医さんが鳥の観察を本にまとめました。
この鳥はカスミ網で捕獲され、食用?にされる直前まで美しい
さえずりで鳴き交わしていたそうです。哀れですね。
このサイトは微生物から蛾や星の写真や雲の話や多彩です。
またご意見をお聞かせ下さい。ありがとうございました。

No.3

再度すみません。所有の望遠鏡が私と同じなので、びっくりでした。17年前にC8EXを、数年前にZenithstar80ⅡEDを購入し、現役で使用しています。私は眼視派なので写真は撮りませんが、定年後はチャレンジしてみたいと思っています。
相思鳥(ソウシチョウ)は、神奈川県秦野市の弘法山で見かけたものです。秦野は丹沢を北にのぞみ、自然に恵まれた大好きな場所です。

Zenithstar80 も依然持っていました。機材が重なりすぎて手放しましたが、造りのしっかりした望遠鏡でした。フィルムの頃に比べると、その場で確認再撮影が出来るデジタルの時代になって天体写真のハードルは低くなったと思います。ぜひトライしてください。

狭山丘陵荒幡富士いきふれにはソウシチョウは5-6羽の集団で、時々見かけます。昨日の早朝、当地では「幻日」が見えました。また今日(23日)の早朝4時47分にはイリジウム衛星がフレアを起こします。
私は毎日寝不足ですが、もったいなくて眠っていられないんです!

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