このところ時間があると、昆虫観察をしています。冬の昆虫がこんなに面白いと、私自身、去年ほど春を待ちどうしいと思いません。しかし当のフユシャクや越冬昆虫が、春をどう思っているかは知りません。蛾を調べ始めたら、私のもう一方の趣味の天体観望もエンジンがかかり始めました。面白いものです。
Lumix G2 & Ricoh GRDⅢ
撮しやすい高さだったので、接近してみました。
表面には細かい毛が密生しているようです。これで寒さがしのげ、
黒い色は蓄熱に役立っているかもしれません。
チャバネフユエダシャクもイチモジフユナミシャクも背中の黒い模様は似ています。
こんなステンレスの構造物にも、イチモジがしがみついていました。
エメラルドグリーンのマフラーがお洒落です。
必死に虫探しをしていても、お目当ての虫でなくとも発見があるものです。
この空の雲が流れると、一部が鳥にそっくりになりました。
♂のウスバフユシャクだと思って見ていたら・・・
風が吹いて、それが屍(しかばね)だとわかりました。
何かの蛹が引っかかっていました。
これはマダラマルハヒロズコガの幼虫の蓑です。
面白い格好にびっくりしてコラムを書いたことがありました。
サクラの室(むろ)の中に正体不明の植物か菌類が・・・
ジャガイモ大の大きさです。
樹のコケの中に黒い光り物がありました。
ちょっとコケをめくったら、越冬中のコクワガタのよう。
最初より丁寧にコケを掛けてあげました。
建物の白い壁にウスモンフユシャクの♂がいました。
背景が白く図鑑写真のようですが、この種は鱗粉が飛んで紋が薄くなる
特徴からこの名が付いたと言うことです。
残った枯れ葉のようなウスバフユシャク。
人のベンチに座った個体もいました。
本業の飛んでいる個体も・・・
冬の梢の宝物とは、夏の欠片(かけら)や息をひそめて暮らしている
「命」のことです。
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