以前紹介した職場にいたシロオビフユシャクは、昨年の12月26日から今年の1月23日まで健在でした。その後どうしても見つかりません。風が強かったからなあ。シロオビをくまなく探している最中に、面白いクモを見付けました。
Ricoh GRDⅣ & Pentax MX-1
夏場のゴミグモは観察しづらい。食べ残しや自分の脱皮殻で円形の巣の
中央に「隠れ帯」を作り、そこに潜んでいるからです。
だから餌の少ない今が、ゴミグモの観察好期と言えます。
網には、孤独なゴミグモがさびしく暮らしていることが多いからです。
ゴミグモを見付けたのも、シロオビフユシャク♀を探していたからです。
この壁を毎日見ていましたから。
最後に見たシロオビ。
もちろん、コーティングされた卵のパッケージは健在です。
サクラに若葉が繁るのを待っています。
ハエトリグモ?これもシロオビ捜索中の産物です。
近くの神社のヒメグモの仲間。
ひとつの建物に、大勢の人が生活していると時々情報が入ります。
画像中央に黒っぽいかたまりがみえませんか?
開いた窓から、フクラスズメが入ってきていました。
ここはにぎやかですよ!
と、説得して外の木に移ってもらいました。
もう一度ゴミグモ。いつもは脚をたたんで、こんな格好でいることが多いです。
しかもゴミの中に混じってです。
腹部の前に突起が2つ、後ろに6個の突起があります。
初めてゴミグモを見た人は、身体の構造を一目ではわからないでしょう。
細い糸で、中空に浮かんだゴミグモ・・・
NASA/National Geographic,October 2007
初めて人類が命綱なしで挑んだ宇宙遊泳に似ているかも知れない。
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