花がないような草やぶの中でヒメヒラタアブを見つけました / 2010年7月4日
7月の最初の週末、狭山丘陵に出かける前に、私の住まいから歩いて行ける入間川の河川敷を歩いてみました。
PENTAXの「DA 35mm F2.8 Macro Limited」、「D FA MACRO 100mm F2.8 WR」をK-7に取り付けて、普段は娘と散歩する河川敷の遊歩道に、今朝は昆虫を探しに向かいました。
アブが好きだという方はあまりいないと思いますが、ヒメヒラタアブは別でしょう。何ともほがらかな黄色のアブです。葉の上をゆっくりと歩き、この水滴にくちを伸ばしました。
ここは河川敷の草やぶの中ですが、さしておいしそうな花がある訳ではないのですが、10匹ほどのヒメヒラタアブがいました。マクロレンズで近づいたら、フィルター面に自分に姿が映ったのか、カメラに寄ってきました。
(左)ノコギリカメムシ。(右)ゴマダラカミキリ。カメラに殺気を感じたようです。羽がピクリとうごきました。
「さよーならー」。
遠くから見たら、クモの巣にかかった獲物かと思いましたが、よく見ると、この巣の主のクモのようです。前脚がずいぶんと長いクモです。
何かのカメムシの幼虫でしょうか。
白と黒、パンダのようなゾウムシです。この虫は死んだフリが上手。カメラを近づけると、パタリと下に落ちていきました。
ふと、宇宙人の顔があらわれました。
何の草でしょう。あじさいの仲間でしょうか。
我が家から5分も歩くだけで、こんなに楽しい昆虫たちがいるとは思いませんでした。朝夕、マクロレンズを片手に散歩をすることにします。
テントウムシさんから、「ヤブガラシ」だと教えてもらいました。7月8日に、もう一度見に行きました。
すると、宇宙人がふたりになっていました。
ウィキペディアからの引用です。
花は直径約5mmで薄緑色の花弁4枚と雄蕊が4本雌蕊が1本ある。花弁と雄蕊は開花後半日ほどで散ってしまい、白色の雌蕊が中央に立った直径約3mmの橙色の花盤(盤状の花托)が残る。この花盤は蜜が豊富で、蜂や蝶などの昆虫がよく集まる。
Comments [2]
No.1テントウムシさん
大瀧さん、こんばんは。
お二人の写真を楽しみにして見ています。
宇宙人の草はヤブガラシだと思います。
この花にはアシナガバチの仲間などが良く蜜を吸いに集まります。
ヒメヒラタアブも可愛いですね。
羨ましい環境のなかにお住まいですね。
No.2ootakiさん
テントウムシさん、ありがとうございます。ウィキペディアでしらべてみました。ヤブガラシ(藪枯らし)、ビンボウカズラ(貧乏葛)どちらも、ありがたくない名前ですね。よく見て歩くと河原にはたくさん生えていました。狭山丘陵まで行かなくても、散歩しながら昆虫探しができることを実は最近知りました。
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