大瀧雅寛

アブラゼミの羽化観察 - 我が家の庭で

2010年8月 3日 | 大瀧雅寛 | Comments [2] |

羽化が始まったばかりのアブラゼミ / 2010年8月1日

我が家で夕食を終えたあと、セミの幼虫が上がってきていないかなと、娘とふたり、庭に出てみました。

庭に1本だけある、我が家のシンボルツリーのこぶしの木の脇に、懐中電灯の灯りにあわてて隠れる幼虫を見つけました。

毎年羽化するのはアブラゼミです。娘の驚く声がご近所にも聞こえたらしく、ご近所の子どもさんたちも加わり、セミの観察会が始まりました。


アブラゼミの羽化観察 - 我が家の庭で

21時08分。カメラを部屋に取りに行き、三脚や懐中電灯を探していた時間の間に、羽化が始まっていました。

10分ほどでしょうか。この逆立ちの状態では、羽化したての成虫の脚は何もつかまていないのですが、静かにぶら下がっています。

アブラゼミの羽化観察 - 我が家の庭で

21時16分。くるりと、おしりが完全にカラから抜け出しました。中脚だけでつかまっています。

しっぽのように見える部分が、もしかすると、ぶら下がっていたときの吸盤のような役割をしたいたのかもしれません。

カールのかかった翅が、本当にアブラゼミのあの翅になるのでしょうか。

アブラゼミの羽化観察 - 我が家の庭で

21時18分。前脚と中脚でしっかりとカラにつかまっています。翅もすこしずつ大きくなっていますが、まだ胴体より短いです。

抜けガラも頑丈にできているようです。ぶら下がっても大丈夫な余力があるようです。

アブラゼミの羽化観察 - 我が家の庭で

21時26分。私たちの懐中電灯の灯りを嫌って、カラから離れ隣りの葉の裏に隠れましたが、完全に伸びきった白い翅は隠れません。

「頭隠して翅隠さず」といったところです。

アブラゼミの羽化観察 - 我が家の庭で

次の日の朝です。こぶしの木の幹にとまっているアブラゼミはこの1頭だけでした。胴体にも翅にも1晩のうちにしっかりと色がつきました。「成人の日の朝」といったところでしょうか。

アブラゼミの羽化観察 - 我が家の庭で

抜けガラを観察してみます。脚の先端には葉にしっかりとつかまれるようにカギ状になっているようです。羽化後のカラでもなかなか落ちません。

アブラゼミの羽化観察 - 我が家の庭で

抜けガラの色は茶色なのですが、眼の部分は透明です。鼻や脚の部分にはうぶ毛がはえているようです。トンボの顔に似ていますね。空を飛ぶもの同士、他人ではなく遠い親戚のようです。

アブラゼミの羽化観察 - 我が家の庭で

背中の割れ目です。白いひも状のものが見えます。これはへその緒のようなもので、幼虫のときに空気を吸っていた気管です。羽化のときに呼吸の仕方が変わるのでしょう。

アブラゼミの羽化観察 - 我が家の庭で

胴体の脇に小さくくっついてるのが翅のようです。小さく折りたたまれているようなので、地中での長い生活でも、それほど不便はなかったことでしょう。

アブラゼミの羽化観察 - 我が家の庭でアブラゼミの羽化観察 - 我が家の庭で

私がパソコンで画像をチェックしていると、娘たちは観察レポートを書いてました。幼稚園に通う娘と、ご近所の小学生の女の子の合作です。さて合作とは、どこかのブログのようですが。

Comments [2]

こんばんは。
娘さん、いいもの見ましたね(^.^)
暗い中で、明かりに浮かんだ茶色い幼虫から綺麗な色のセミに変身する所は、大人が見ても神秘的で感動ものです。きっといつまでも心に残る出来事でしょうね。
せみのぬけがらNo.1、いいですねぇ!次のまとめの文が読みたくなりました。

hirokouさん、コメントありがとうございました。
だんご虫が好きな子どもたちなのですが、セミのことも好きになったようです。
ふたりのレポートの結論は、「せみのぬけがらをみるときは、かんさつすると、良いでしょう」とのことなので、これからは私も写真を撮るだけでなく、フィールドノートを持ち歩くことにしますよ。

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