当麻喜明

10年前のデジタルカメラ-1cmマクロの魅力

2010年5月 9日 | 当麻喜明 | Comment0

1r.JPG日差しの中のナナホシテントウ@RDC-7

新しい機材に魅力はあるものの、たまにクラッシクカーなど街で見かけると「乗りたいなあ・・・」と思うことがしばしばあります。PENTAX のカメラ博物館が閉鎖されたのは本当に残念でした。カメラにもクラッシク機材の魅力があるからです。10年前の民製機は300万画素が普及した頃で、撮像素子も大きくカメラもしっかりしたつくりのものが多くありました。


RICOH RDC-7 & Nikon COOLPIX 990 & LUMIX G1


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左)RICOH RDC-7 2000年6月   右)Nikon COOLPIX 990 2010年4月発売


10年前のデジカメですが当時10万円近くした機種です。
原色CCDの低画素センサーは今はつくられていません。

今日は接写機能(パンフォーカス)を期待して自然散策の相棒にしてみました

大瀧さんはK7に DA35mm マクロ、私は PENTAX-FA 1:2.8 50mm マクロ
をよく使いますが、5mm程度の甲虫をピント良く仕上げたい目標がありました。

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Nikon COOLPIX 990で撮したヨコヅナサシガメです。

私の所では太陽プロミネンス用(赤外感度が高いらしい)に使用していました。
機能のBBSモードで撮しました。このモードにして10枚くらい連写します。
すると一番コントラストやピントの良いものを1枚だけ保存してくれます。

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これは LUMIX G1 にクローズアップレンズを付けての撮影です。
VGAサイズだと両者の差は感じられないでしょう。

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RICOH RDC-7 で撮した「チャバネツヤハムシ」です。
通常でも24cmまで寄れます。

これでマクロなんですが、リコーはマクロモードで1cmまで寄らせてくれます。
この機種のスタートは640万画素機の DC-1(所有) でした。マクロのリコー神話は
このころから始まっていました。

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モモブトカミキリモドキのメスです。

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スーパーマーケット横の菜の花原っぱの「ナガメ」です。
菜(ナ)の花を好むカメムシです。

どうでしょうか?

充分に時間をかけて探すと、まだまだ中古市場(あるいはジャンク)でも見つかります。
観察に熱中してお昼を食べる時間を忘れたとき、ういたお昼代で
購入できることもあります。

使用したカメラは最近の購入でなく、我が家の棚や観測室の引き出しの中で
眠っていたものです。これから求めるなら私の条件は、

「単三電池使用」「1cmマクロ」「スイバルデザイン」「2,000円以内」

でしょうか。スイバルだと撮影が楽な姿勢で行えます。さらに条件・・・

オートフォーカスの速さ、ホワイトバランスの的確さ、起動の速さ、コンパクトサイズ、
これらを求めると現行機材になってしまいます。

本当は・・・最新機材(RICOH DRⅢ)で撮影を始めたO氏が実は羨ましいのですけれど・・・


-スイバルデザイン:レンズ部と液晶部分が回転し使用できるデザインのこと。
所有機は Sony Syber-shot F55 & F505 & F828 、Nikon COOLPIX 990 & 4500 etc-

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