大瀧雅寛

狭山丘陵の7月前半のトンボたち

2011年7月10日 | 大瀧雅寛 | Comment[2]

狭山丘陵の7月前半のトンボたち 暑い日差しを避け、オニヤンマが休憩中 / 2011年7月10日

週2回は狭山丘陵に出かけていますが、散策が忙しいとブログを書くのが後回しになってしまいます。

昆虫との出会いは一期一会、頻繁に出かけても出会う顔ぶれは変わります。

暑かった日曜日、夕食まではまだ時間が残っています。来年の観察のためにも、記録を残しておきましょう。


狭山丘陵の7月前半のトンボたち

ショウジョウトンボのメス、オスは真っ赤で逆立ちが得意です。メスのトンボたちは、オスがたくさん集まっている水面を避け、少し離れた草で休んでいます。

狭山丘陵の7月前半のトンボたち

翅は黄色味がかかり、ハラビロトンボほどではありませんが、胴体の幅が広いのが特徴です。

狭山丘陵の7月前半のトンボたち

キイトトンボのメス。オスは背中に黒い模様が入っています。

狭山丘陵の7月前半のトンボたち

羽化したてでしょう。翅がシャボン玉のよう。

狭山丘陵の7月前半のトンボたち

クロイトトンボ。先月にはたくさんいたアジアイトトンボよりも、ひと回り大きいイトトンボです。

狭山丘陵の7月前半のトンボたち

胴の先端に水色のハチマキを2本しています。胸も美しい水色です。

狭山丘陵の7月前半のトンボたち

オオシオカラトンボのオス。オニヤンマにつぎ、トンボ界では強い部類のトンボです。水面の脇でメスが来るのを待っていました。

狭山丘陵の7月前半のトンボたち

水面から離れたところで、オオシオカラトンボのメスを見つけました。黒と黄色の組み合わせ、メスも強そうです。

狭山丘陵の7月前半のトンボたち

草に中に、じっとしているトンボを見つけました。

狭山丘陵の7月前半のトンボたち

ゆっくりと近づきます。

狭山丘陵の7月前半のトンボたち

羽化したてのマユタテアカネでした。シャボン玉のような触れてはいけないような翅。

狭山丘陵の7月前半のトンボたち

このヒメアカネは羽化後、成長したようです。4枚の翅の先端には、黒い斑紋が見えます。この斑紋はただの模様ではなく、翅の振動をなくすための重要な役割があります。

狭山丘陵の7月前半のトンボたち

翅の根本は薄い黄色味がかかっています。この薄模様にはどんな意味があるのでしょうか。軽々と自由に飛ぶトンボには、生き抜くために不要なものは何ひとつないと思うですが。

Comments [2]

No.1

今、記事を見て思ったんですけどトンボは、羽化がトンボの種類によってどれくらいずれてるんですか?教えてくださいお願いします。大瀧さんが記事書くの後回しにしちゃうの分かります。

成虫のままで越冬するトンボを見たのが、狭山丘陵での今年のトンボの初見でした。「2011年のトンボ」を見ると、
http://toma.ootaki.info/dragonfly/2011/index_5.html
シオヤトンボが羽化したのが一番早いようです。その後、アジアイトトンボやシオカラトンボなど、いろいろな種類のトンボが打ち合わせしているように、わずかにピークをずらしながら現れてきます。ですので、毎週必ず丘陵を散策してます。

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