ヤゴの抜け殻を採集した昆虫発見隊 / 2011年6月26日
私の仕事は日曜日にも仕事があったりするのですが、平日明るい時間に帰ってくることもあります。
そんな時は迷わずに河川敷に向かいます。Pentax k-5にディフューザーを引っ掛けた100mmマクロ、家内の自転車に乗り出発しました。
途中、河川沿いの遊歩道で遊んでいた、昆虫発見隊に見つかってしまいました。通り過ぎるとき「ゴホン」と思わず咳き込んでしまったからでした。
「待ちなさ〜い」「止まりなさ〜い」
秘密の羽化場所に行くと、たくさんのヤゴの抜け殻がありました。形を見るとアカネにしては大きいようです。何トンボのヤゴでしょうか。
早朝、連続して観察に来るのですが、ここでトンボの姿は見たことがありません。いつ羽化しているのか不思議です。
黄色の花には、ベニシジミ。
白い花には、キチョウ。
ハチかアブか? ハチに擬態するヒメアトスカシバ。
黒い翅に白ベルト、ハナアブの仲間でしょうか、名前がわかりません。
(ツリアブの仲間、クロバネツリアブと教えていただきました。)
昆虫との出会いは一期一会です。
新しい観察地に一度や二度いっただけで、昆虫の有無を決められません。
私に見つかったことを知ってが知らずか、草やぶの中にじっとしているトンボ。
胸の模様を見ると、ヤマサナエやコサナエとは違うようです。
オナガサナエでしょうか...
胴体の先端が太くなっています。その上の黄色の模様が太くなっています。
近くの釣り堀で羽化したのでしょう。ピカピカの翅です。翅が平面ではなく、わずかな山と谷があることが、見て取れます。
精巧につくられた翅の取り付け、胸の模様がとても美しい。無駄を省き、機能を追求した結果としてのデザイン、そこからくる美しさでしょう。
Comments [5]
No.1橋壊しモジャモジャ事務所員さん
大瀧さんには、初めてコメントします。大瀧さんの写真とか文は、少しオチャメで面白いと思いました。僕が見る脱け殻は、セミなのでヤゴの脱け殻は、珍しいと思いました。
ootakiさんから 橋壊しモジャモジャ事務所員さんへの返信
我が家の庭に1本だけある、こぶしの木にはたくさんのセミの幼虫が暮らしています。
7月になりました。そろそろ成人式を迎えることでしょう。
昨年のアブラゼミに羽化の様子です。
http://toma.ootaki.info/insect/2010/2010-0801-ootaki/
シロシタ教授さんから 橋壊しモジャモジャ事務所員さんへの返信
そうだろう、面白いだろう。
モジャモジャ君、進化の不思議を見つけたかい。
No.2てんとう虫さん
大瀧さん、こんばんは。
楽しく、見させて頂いています。
不明のアブはクロバネツリアブだと思います。
確かにオナガサナエですよね。
私も巾着田で撮ったことがあります。
ootakiさんから てんとう虫さんへの返信
同定ありがとうございました。やはりオナガサナエでしたか。ヤゴもオナガサナエのように見えます。
狭山市を流れる入間川の上流は、飯能などの森の深い所です。大雨のとき、ヤゴが上流から流されて来たのではと推測しています。
この河川敷の観察地は、都合よく「たまり」になっていて流れが弱く、上陸するのに都合がいい所です。
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