PENTAX K-5 + 当麻さん自作のピンホールレンズで撮影 / 2011年4月28日の午後
楽しみにしていた春の訪れに合わせるように、たくさんの用事が重なって、丘陵の散策ができずにいました。
休日の前の28日の午後、1時間ほど時間がとれて、丘陵の出かけることができました。
丘陵への移動中の車内ではクーラーを入れるほどの気温になりました。
文字通り針穴からのぞいた丘陵の池です。
感度はISO 3200、シャッター速度は1/15で撮影した画像です。
ファインダーでは空の部分がわかる程度ですが、ライブビューで液晶に表示すると、この画像程度に明るく表示されますので、ピンホールで撮影するときは、ライブビューにしています。
所々に咲いているスミレも見納めのようです。
池をのぞくとたくさんのオタマジャクシがいます。たくさんのオタマジャクシは立ち泳ぎをして、水面から口を出していました。
餌を食べるというより、呼吸をしているようでした。
さっかく丘陵に来たのに、あいにくの強風です。このシジミを風が止んだ瞬間に撮影したのですが、強風に耐えるように、必死に葉にしがみついていました。
シジミを撮影していたら、足元の草むらからふっと、3頭のトンボが飛びました。
私の2011年初見のトンボは、このアジアイトトンボでした。当麻さんの初見のトンボは、この場所でのシオヤトンボでした。
初ういしい翅です。きっと今日羽化したのでしょう。黒と青のストライプはオスです。
ルリビタキやルリボシカミキリ、このアジアイトトンボ。青の色を持つ生き物には、なぜか惹かれます。
そう言えば、昨年、2010年の初見のトンボは、昭和記念公園で5月2日に見たヨツボシトンボでした。
草むらを探していたら、アジアイトトンボのメスも見つけることができました。
胴体が赤いので羽化したてのようです。メスもまた、シャボン玉の表面のような、虹色の翅です。
風が止まないので、夕暮れを待たずに帰宅することにしました。
車の脇のサツキに、アゲハチョウが吸蜜していました。風に飛ばされないように花にしがみついています。
レンズを近づける私に気づかないようです。
雄しべや雌しべだけでなく、花の内側の模様もアゲハチョウを招く記号なのでしょう。
帰宅すると寒がりの家内は半袖の姿でした。これもまた、2011年の初見でした。
Comment [1]
No.1tomaさん
アジアイトトンボも見られたのですね。春の空のような控えめな青さが美しいですね。オタマジャクシの「小腸」がゼンマイ仕掛けのようでユーモアを感じる画像ですね!草食のオタマジャクシの消化管はカエルより体長に比べ長いのがよくわかります。
私もピンホールレンズを付けて撮してみます。
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