大瀧雅寛

ツマグロヒョウモン、クロスジギンヤンマ - 西久保湿地

2010年5月29日 | 大瀧雅寛 | Comment0

ヒメジョオンで吸蜜するツマグロヒョウモン / 2010年5月25日

5月は連休を過ぎるとあっという間でした。私の仕事は天候に左右されるので、いつも天気を気にしているのですが、5月最後の週は天気がよく、気持ちのいい日が続きました。

そんな日はカメラバッグを車に載せておき、狭山丘陵でお弁当を食べることができないか、一日の予定を立ててみます。ここだけの話ですが。


ツマグロヒョウモン、クロスジギンヤンマ

子どものころから私は食べるのが早いのが自慢でした。家内が早朝30分以上かけてつくったお弁当を、今日は西久保湿地の東屋で3分以内で食べ終えました。お弁当のフタをしめると、すぐにレンズのフタを開けました。田んぼの脇を奥に入っていくと、ヒメジョオンでお食事中の、きれいな蝶を見つけました。

ツマグロヒョウモン、クロスジギンヤンマ

ヒメジョオンで吸蜜していたのは、ツマグロヒョウモンでした。私に警戒して吸蜜するのやめ、口を丸めています。

ツマグロヒョウモン、クロスジギンヤンマ

こちらはヒメジョオンで吸蜜するベニシジミです。ツマグロヒョウモンよりも小さいです。

ツマグロヒョウモン、クロスジギンヤンマ

木は花をつけると雑木林の主役になります。エゴノキの花がきれいです。狭山丘陵にたくさんのエゴノキがあることに気づきました。数週間前は雑木林をフジの花が紫に染めていました。以上、5月25日の昼休みでした。

ツマグロヒョウモン、クロスジギンヤンマ

5月28日の昼休みも西久保湿地に立ち寄ることができました。田んぼやその脇の池では、シオヤトンボや シオカラトンボのオスが縄張り争いをしています。自分の縄張りを守るため、相手を追い払うとまた元いた場所に戻ってきます。そんなオスのトンボがたくさんいましたが、そこへ、ひゅーっと、クロスジギンヤンマが飛んできました。

ツマグロヒョウモン、クロスジギンヤンマ

クロスジギンヤンマの飛行パターンがわかると、F1サーキットでレーシングカーを撮影するように、トンボを流し撮りしました。数十枚撮影した中に運良くピントがあった画像を拡大しました。黄緑色の胴体がオートバイのようです。

ツマグロヒョウモン、クロスジギンヤンマ

飛行しているクロスジギンヤンマは、胴体の黄緑色よりもきれいな水色に目をひかれます。私が一番好きなトンボです。池の縄張り争いに「我関せず」といった面持ちで、池の上をゆうるいと飛んでいます。

ツマグロヒョウモン、クロスジギンヤンマ

エゴノキはたくさんの花をつけますが、雑木林の中では薄暗くなってしまいます。日の当たる花を見つけ、木道から見上げるように望遠レンズで撮影しました。

ツマグロヒョウモン、クロスジギンヤンマ

実はこのトンボのシーズンに合わせたかのように、西久保湿地の近くに仕事を依頼されました。この東屋でお弁当を食べることがたくさんできそうです。

トンボ-2010-007:クロスジギンヤンマ

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