5年前の9月の写真です。前日の花巻の水田には沢山のアキアカネが羽休めをしていました。あるいは無数に乱舞しているときもありました。里から一気に距離をとった八幡平の秘湯に泊まったときのことでした。
火山地帯の力強い頂きに、綺麗な絹雲があったので撮しました。当然ですが標高が高いので、里から見るよりずっと新鮮で雲も流れを感じます。
パソコンの画面で全体像を見ているときは気づきませんでしたが、
雲を少しクローズアップすると・・・
なにやらゴミのような影が確認できます。もう少し大きくしてみたら、
アングルジャックしていた生物の飛行でした。
あきらかに孤高の飛行をしていたのは「トンボ」でした。里に下りそこなったアキアカネか、それともそんな習性のない山地性のトンボなのか、
今となっては推測も難しいです。
撮影したとき気づいていれば、もっと情報を残せたでしょう。
再び前日滞在していた花巻のアキアカネです。この頃のトンボの習性は不思議です。1万、2万の桁違いの集団になって空を埋めたり、移動したり。
それを思うと何故の単独飛行だったのでしょう。ぐるぐる見回せば、たくさんのトンボがこっちを見ていたかもしれません。しかし今となっては、
なんとも不思議な一枚の写真になりました。
Comments [2]
No.1きょんさん
初めまして。パッチワークを趣味にしています。稲穂とトンボのキルトを作ろうと素材のネットサーフィンしていました。
でも改めて トンボの羽根って描けなくて。。。
きれいなトンボ・トンボの羽根の様子がわかる写真はないかしらと探して、こちらに参りました。
見てるだけで いいですねぇ。
秋って感じられます。
写真を参考にさせていただいて、私の秋のキルトを作りたいと思います。
ありがとうございました。
また いい写真を撮ってください。
No.2当麻喜明さん
ご覧になっていただきありがとうございました。
もう30年も前でしょうか・・・
「ナツアカネ」で童話を書いたことがあります。
一夏の人との交流の話でした。
今思えば主人公はアキアカネだったかもしれません。
短命の昆虫の中でもアキアカネは長生きの方ですね。
(といっても5ヶ月くらい・・・)
稲穂の生命力と再生力(種子)が旅立つトンボに重なって
良い作品が出来そうです。頑張ってくださいね!!
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