当麻喜明

アゲハモドキの不思議-菩提樹池周辺

2009年8月23日 | 当麻喜明 | Comment0


ここ周辺はため池・湿地・耕作中の水田・斜面林など、里山や谷戸と呼ばれる良好な懐かしい風景が拡がっています。地元に根付いた観察会のメンバーが作業中でした。


池から水田の間の少し暗い林に「アゲハモドキ」を見付けました。ウマノスズクサという毒のある植物を食草とするジャコウアゲハの雌に(毒を持つことから)擬態した仲間のみ生き延びた結果、現在の種になったという説があります。

PENTAX K7 + TAMRON SP180 F2.5 LD(IF)


%EF%BD%8Dc%20062~1.jpg

トンボたちの背景は人里を感じさせるものも似合います。大瀧さんと年遅れの「トンボ撮り」を楽しんでいますが、昔は当然もっと沢山飛んでいた記憶があります。カブトムシは今も昔も飼われる昆虫の代表です。トンボは行動やエサの問題か・・・益虫と教えられたすり込みか、ヤゴは飼っても成虫になったら逃がしていた気がします。この辺で育った私も、捕まえたら逃がす・・・そんな付き合いをしていた記憶があります。

%EF%BD%8Dc%20072~1.jpg

争って樹液を奪い合っていたカブトムシは、家でモモやスイカやバナナをエサとして飼育されれば、昆虫本人も喜んでいると思っていました。トンボに生活環境を提供できる飼育箱は今も昔も提供不可能です。

%EF%BD%8Dc%20060~1.jpg

上2枚が オオシオカラトンボ、この個体は シオカラトンボだと思われます。田圃の端の林に続く草地で見付けました。

%EF%BD%8Dc%20021~1.jpg

交尾中の オオシオカラトンボです。今回の撮影では「オニヤンマの羽根休め」というドラマもありました。夏らしい一日で、夕方激しい夕立もありました。

「トンボがいなくなったら何を撮ろう・・・」

妙に面白い言葉が大瀧さんからこぼれました。

コメントする

公開されません

← ホーム  ↑ トップ