当麻喜明

チャバネがいっぱい

2012年12月22日 | 当麻喜明 | Comment0

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これはチャバネではありません。多分、クロスジフユエダシャク♀でしょう。セピア色の削った材木の中のフユシャクは、何かに気が付いたのか何かを思ったのか、首をひねって向こうを見る仕草をしました。

Nikon D300 & Lumix G2 & Ricoh GRDⅣ


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人工物を好むと言うよりは、しっかりした足場を求めてここに来たのか。


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このクロスジフユエダシャク、卵の発見にはなりませんでしたが、
産卵中の仕草をしているのには間違いありません。


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クロオビフユナミシャク♀はじっと行動せず。
哲学しているのだろうか・・・


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フユシャク♀を探して雑木林を散策したら2頭の「忍者」のように隠れた蛾が、
見つかりました。なんて幸運だ。


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クロオビフユナミシャクと、

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キノカワガ。


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さて、これはアゲハの若齢幼虫が真似ている(とされる)本物の鳥のフン。

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これも鳥のフンなのだけれど・・・

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チャバネフユエダシャク♀に似ていませんか?

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たいへん綺麗なユニークな蛾です。蛾は翅によって脚が隠されていることが
多いので、ずいぶん美脚なんだなと感心してしまいます。


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いつも建物に♂が来るのを知っていましたが、やっと近くの林内に
♀の姿を見付けました。


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あっちにも、

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こっちにもチャバネがいっぱい!これは夕方別の場所で見付けたとき
上へ上へとずいぶん早く昇っていく途中でした。


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通称「泥子」ちゃん。何の因果か土まみれ。


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建物の天井近くで見付けたチャバネフユエダシャク♀のお尻近く、
薄く黄色く見える卵が産み付けられていました!


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さてフユシャクの♀は飛べる翅を持たないヤゴのような体型です。
不思議な生態は繰り返し書いてきました。ミノガの仲間はどうでしょう?
やはり♀は飛べません。しかも一生をこのミノの中で過ごし、産卵もこの中で
行いミノは最後には卵のうになるのです。

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ロウムシの仲間はさらに不思議です。この白い「塩饅頭」のような物体が
ロウムシなら樹液を求めて歩き回り、ここだと決めた場所にたどり着いたら
脚を退化させて失い、張り付いて暮らすとあります。不思議な生態の生き物は
フユシャクだけではないんだなと思いました。

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