当麻喜明

星になったトンボたち-去年最後のトンボ記録

2011年1月15日 | 当麻喜明 | Comment0

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昨年最後のトンボ記録を探ってみました。毎日観察を続けてはいないので個人的なものですが、丘陵北西部で12月10日というものがありました。その後も見つかるのではと期待していましたが、私にとってのトンボ・ラスト記録は、10日でした。暖かい日の午後でした。

SMC PENTAX-FA 1:2.8 100mm MACRO + Pentax K5



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アキアカネと思われる個体が数頭飛んでいました。
落ち葉の上の枝のようです。


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こちらはコノシメトンボ、翅の端はボロボロになっています。
トンボの人生を語れる部分が翅のようです。


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この日はどんな一日だったでしょう・・・


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小さな池にホトケドジョウがいました。身体をくねらせ一匹が・・・
ではなくて2匹がつながっているんです。


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じっくり考えると不思議な落ち葉です。池の底に落ちた影が「変身」しています。

水面を、落ち葉の葉脈の先端がギザギザに押すので、水面が表面張力で
わん曲します。すると光りの屈折の仕方が変わり、
底には葡萄のような不思議な影が落ちます。


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こんな穏やかな日は鳥たちも活発です。
モズが枝に来ました。


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高いところから偵察をしています。


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エナガ、コゲラ次々と発見できました。低い藪(やぶ)から複雑な声がしたら
ガビチョウの可能性大です。


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ツマグロギンバエも沢山の花粉を運んでいました。


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去年最後のトンボ記録だった日、面白いものを見付けました。
どう見ても冬に咲く花に見えます。

これはクサギです。星のようなクサギの開花後の額です。

白い花がつくった実を落とした後、紅色の額が花びらのように開くのです。
去年の赤とんぼたちも最後の開花を見せた後、今頃は永遠という天空を
星になって自由に飛行しているのでしょう。

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