狭山湖堤防から新宿を遠望してみました。すると飛行船がゆっくり移動中でした。不思議なもので、とても小さな飛行船の光点を、望遠鏡で確認した後は見付けるのが容易になりました。私の脳の視覚中枢に「存在」がインプットされたからでしょう。裸眼でも中央だけクローズアップして認識出来るようになったのでしょう・・・
LUMIX G 45-200 + LUMIX G2 & RICOH GRDⅢ & Pentax K5
堤防ではタイミング良く、西に行くチョウゲンボウに出会いました。
チョウゲンボウは気流に乗って旋回するのでもなく
目的地があるようで効率よく直線飛行です。
蝶のように優雅な翼さばきです。
嘘かホントか、タカの視力はかなりの遠視能力が高く、2Km先の野ねずみが
分かるとか言われます。ならば大瀧さんが今年の夏に北狭山谷で落とした
クローズアップレンズを1Km上空から見付けられることになります。
しかし・・・タカ類の脳で「ヒトの作った道具」が自然物と区別できるかわかりません。
しかたない、葉を落とした茂みの中で私が見付けてあげなければいけません。
タカ類は見えすぎる眼の能力を瞳にブラインド(しゅん膜)をかけて
コントロールしているそうです。
やはり私の脳の体積比1/50位では中枢での認識に限界があるのでしょう。
私の脳で識別出来なかった、アブハエの仲間。大きな複眼、情報量は多そうです。
くびれた腹部。うらやましいです。
こんなところは鳥たちのオアシスです。
茂みにホオジロ。
12月12日でセイタカアワダチソウが満開。
不意に発生した出来事で樹液を出した樹木が・・・ジュラシックパークのように
見ると黒い小さなアブラムシの様なものが動けなくなっていました。
数万年、数億年で琥珀(アーバン)になるでしょうか。
横に傷のあるような樹肌では、コゲラの横縞が保護色です。
下から見ると右横の枯れ葉の茶色をした、ヤマガラのお腹。
これも保護色。
雲に保護色の白い機体?。昔の日本戦闘機のお腹は雲色の明灰白色。
上面は南のジャングル色の暗緑迷彩。
戦闘機の空中戦による戦いの前は、槍と剣の一対一の武士の戦い。
この植物はセンボンヤリ(千本槍)。
冬の狂い咲きではなく、春と秋に2回咲く通常の開花。
千本槍は秋の花の種子を見立てた命名のようです。
さて・・・この景色は40年前から記憶があるのですが、その頃はうねうねとした
丘陵の起伏があったはずです。
所沢にも高層建築が増えました。
遠望すると新宿の高層ビル・・・やがて何百年もすると、
どこも同じ景色になるのでしょうか。
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