当麻喜明

悠々とタゲリ・ノスリ・ハイタカ

2012年2月13日 | 当麻喜明 | Comment[4]

001.JPG 2012.2.5 kouya no kameraman

コミミズクのことは、大滝さんが既に書いてくれました。私はその取材中の他の鳥のことを報告します。狭山丘陵のおっとりした雑木林とは違う、原野のイメージに近い枯野が舞台です。画像は数日分をまとめています。この枯野に吹く風とコミミズクのお腹の具合が、彼の行動を左右します。

Pentax K5 + SIGMA APO 70-200 1:2.8 & Nikon D300 + AF NIKKOR 80-200mm 1:2.8


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荒川の氾濫原野が公園になったここは低木が目立ちます。
地盤がしっかりしていないのです。人が生活するずっと以前から、
洪水と成長、流出を繰り返してできた原野です。


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タゲリが歩く向こうに人の気配。そのタゲリとハクセキレイの
「ゆだれ掛け」の配色に注目してください。


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似ていて比なるこの両者。でもこの黒いゆだれ掛けは鳥にとって
普遍的なデザインのようだと思いませんか。


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コミミズク観察前に訪れた池で久々のカワセミに会いました。


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コミミズク飛ばず・・・
しかし悠々とノスリが飛来しました。


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すれ違って飛んできたタゲリを、追いかけるように方向転換。


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光の差し方で、真っ白いタカに変身したようです。


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同じノスリがこんな色合いに見えるから不思議です。


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再びタゲリです。以前はタゲリを目的に写しに出かけたこともありましたが
今日は・・・箸休めのような撮影です。


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ここでは公園の「鳩」といった市民権を得ています。
そういえばドバトは見かけませんでした。


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コミミズクは見付けたものの、じっと動かず寝ている様子。
そんなとき上空から突然の急降下をするタカを発見。


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近くの原野をなめるように、すれすれに飛行。
詳しい方がハイタカだと教えてくれました。


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ノスリにハイタカ、タゲリ・・・これだけでも満足なはずが、
最後は起きて欲しいコミミズク。


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今日は信楽焼のトトロのような雰囲気です。一向に起きず。


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太陽が土手の地平線に隠れて、私の野鳥観察行も幕を閉じました。

Comments [4]

No.1

本命が寝ている間に、けっこう楽しめましたね。
ハイタカの低空飛行、よく撮れましたね。
この冬はどうもタゲリとも相性が悪いみたいで、まだ撮っていません。(^^;)

昔から「落ちつきのない子」だったので、朝焼けを見るとき「西」を見たり、夕焼けを見るとき「東」を見たりしています。ハイタカは早くから発見でき追うことが出来ました。コミミズクの視界に入っていたと思われますが、コミミズクは動じませんでした。
タゲリは意外に人に接近してくれますね。でも、もう一度コミミズクの飛翔を見てみたいです。

No.3

鳥、鳥、鳥・・・羨ましい光景です。
タゲリは見てみたいですねぇ~。

こちらは雪もたまには降りますが、日差しは春めいてきました。
気をつけていると鳥の鳴き声が聞こえてくるようになりました。
昨日は「ムクドリ」が飛んでいました。

「ゆだれ掛け」・・・「よだれ掛け」ではないですか?

私はヒトの方言も少し知っとるよ。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1015036605

にも詳しいのじゃが、「ゆだれ」は神奈川と千葉南部を除いた関東一帯の方言じゃな。この地域限定というのも面白い出方をする方言じゃ。

ついでに言えば、タゲリにも案外会えるかもしれんよ。彼らは冬鳥として飛来しとるが、帰るのはユーラシア北なんじゃ。モンゴルあたりに向かうものがきっとm.tadaさんの御当地を通過するはずじゃよ。

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