コミミズクのことは、大滝さんが既に書いてくれました。私はその取材中の他の鳥のことを報告します。狭山丘陵のおっとりした雑木林とは違う、原野のイメージに近い枯野が舞台です。画像は数日分をまとめています。この枯野に吹く風とコミミズクのお腹の具合が、彼の行動を左右します。
Pentax K5 + SIGMA APO 70-200 1:2.8 & Nikon D300 + AF NIKKOR 80-200mm 1:2.8
荒川の氾濫原野が公園になったここは低木が目立ちます。
地盤がしっかりしていないのです。人が生活するずっと以前から、
洪水と成長、流出を繰り返してできた原野です。
タゲリが歩く向こうに人の気配。そのタゲリとハクセキレイの
「ゆだれ掛け」の配色に注目してください。
似ていて比なるこの両者。でもこの黒いゆだれ掛けは鳥にとって
普遍的なデザインのようだと思いませんか。
コミミズク観察前に訪れた池で久々のカワセミに会いました。
コミミズク飛ばず・・・
しかし悠々とノスリが飛来しました。
すれ違って飛んできたタゲリを、追いかけるように方向転換。
光の差し方で、真っ白いタカに変身したようです。
同じノスリがこんな色合いに見えるから不思議です。
再びタゲリです。以前はタゲリを目的に写しに出かけたこともありましたが
今日は・・・箸休めのような撮影です。
ここでは公園の「鳩」といった市民権を得ています。
そういえばドバトは見かけませんでした。
コミミズクは見付けたものの、じっと動かず寝ている様子。
そんなとき上空から突然の急降下をするタカを発見。
近くの原野をなめるように、すれすれに飛行。
詳しい方がハイタカだと教えてくれました。
ノスリにハイタカ、タゲリ・・・これだけでも満足なはずが、
最後は起きて欲しいコミミズク。
今日は信楽焼のトトロのような雰囲気です。一向に起きず。
太陽が土手の地平線に隠れて、私の野鳥観察行も幕を閉じました。
Comments [4]
No.1mtana2さん
本命が寝ている間に、けっこう楽しめましたね。
ハイタカの低空飛行、よく撮れましたね。
この冬はどうもタゲリとも相性が悪いみたいで、まだ撮っていません。(^^;)
tomaさんから mtana2さんへの返信
昔から「落ちつきのない子」だったので、朝焼けを見るとき「西」を見たり、夕焼けを見るとき「東」を見たりしています。ハイタカは早くから発見でき追うことが出来ました。コミミズクの視界に入っていたと思われますが、コミミズクは動じませんでした。
タゲリは意外に人に接近してくれますね。でも、もう一度コミミズクの飛翔を見てみたいです。
No.3m.tadaさん
鳥、鳥、鳥・・・羨ましい光景です。
タゲリは見てみたいですねぇ~。
こちらは雪もたまには降りますが、日差しは春めいてきました。
気をつけていると鳥の鳴き声が聞こえてくるようになりました。
昨日は「ムクドリ」が飛んでいました。
「ゆだれ掛け」・・・「よだれ掛け」ではないですか?
シロシタ教授さんから m.tadaさんへの返信
私はヒトの方言も少し知っとるよ。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1015036605
にも詳しいのじゃが、「ゆだれ」は神奈川と千葉南部を除いた関東一帯の方言じゃな。この地域限定というのも面白い出方をする方言じゃ。
ついでに言えば、タゲリにも案外会えるかもしれんよ。彼らは冬鳥として飛来しとるが、帰るのはユーラシア北なんじゃ。モンゴルあたりに向かうものがきっとm.tadaさんの御当地を通過するはずじゃよ。
コメントする