当麻喜明

8月の田んぼ作業ーコナギとイモチ

2017年8月17日 | 当麻喜明 | Comment0

214.JPG 2017.8.5 watashitachi no kyoukasyo

菩提樹田んぼの作業は、経験とマニュアルに従って進められています。作業は週末に実施し、平日は週末の作業が効率よく進められるように準備をしておきます。

Pentax MX-1


R0315371.JPG

201.JPG

7月から続いている、水田雑草のコナギ除草。抜き取り後積んで
置いた築山が・・・


202.JPG

元気なコナギの山になっていました。


203.JPG

204.JPG

田んぼに生えているコナギ。


205.JPG

コナギが水田雑草の所以は、果実からの種子が多く、一年草ながら
強靭で栄養吸収率が高いことがあげられます。

「コナギの生える田んぼの米はうまい」

という、農家の言葉もあるそうですから、稲の開花が始まったら
除草も止めて、そのままにしようと話し合いました。


206.JPG

稲は屈(かが)んだ人を隠すくらい育っています。


207.JPG

208.JPG

マニュアル通りにいかぬこと・・・水田外周のイネ科の雑草に、
イモチ病が発生していたのです。


209.JPG

虫に食われたような、変色した病斑が点状に現れています。
これは葉の組織に、糸状菌(しじょうきん)が発生したもので
広義にはカビということになります。田んぼ周辺の除草は
念入りに行ないました。


210.JPG

稲そのものは順調に育ち、開花も間もなくでしょう・・・


211.JPG

212.JPG

213.jpg

8月5日、稲の開花を確認しました!

稲は籾(もみ)が割れて、糸につながったような「やく」が顔を
出し、花粉が風で飛んで行きます。多くは開花前に自家受粉が完成
されています。とは言え、開花後には風や日光をたくさん浴びて
もらいたいです。ところが8月には珍しい、戻り梅雨みたいな気候が
続いています。

今年は梅雨時期に雨が少なく、梅雨明けから雨ばかりです。
仕事現役時代に余暇時間が少なく、リタイヤ後には体の節々に
老化という疲れが残る「現実」に似ている夏です。

コメントする

公開されません

← ホーム  ↑ トップ